ロン・デニスは、2015年にフェルナンド・アロンソがマクラーレンに復帰する契約がすでに完了しているとの報道を否定した。セバスチャン・ベッテルが、フェルナンド・アロンソの後任としてフェラーリに加入するのは間違いないとされており、マクラーレン・ホンダの新時代にフェルナンド・アロンソが加入する可能性が高まっている。
しかし、フェルナンド・アロンソは、まだ何も確定はしていないと述べた。「とてもオープンだ。多くの可能性がある」とフェルナンド・アロンソは鈴鹿でコメント。「全ては予定通りに進んでいるし、様子をみてみよう」フェルナンド・アロンソは、自身が2015年の行先を決定できる“意思決定者”であることを明かした。「まだ完全には決めていない。頭のなかにプランはある。過去2〜3ヵ月で狙いは定まっている」「なので、たぶん意思決定者だと言えるし、僕たちが今見ているいくつかの動きは僕が決定しているものに含まれている」フェルナンド・アロンソは、2007年にマクラーレン在籍時、ロン・デニスとに激しく衝突したことで知られており、最終的に“スパイゲート”も関係し、泥沼の状態でチームを離れているが、パドックの多くは、それでもフェルナンド・アロンソの“計画”はマクラーレン復帰だと考えている。スパイゲートによって、マクラーレンは1億ドルの罰金を科せられ、ロン・デニスの辞任へと繋がった。しかし、ロン・デニスは、スパイゲート・スキャンダルはフェルナンド・アロンソの復帰の障害にはならないと主張した。「フェルナンドは、スパイゲートの引き金ではなかった」とロン・デニスは Sky に述べた。「彼はプレイヤーの一部に過ぎなかった。私は数年前から前に進んでいる」「ルイス・ハミルトンが戻ってくることに障害はない。フェルナンド・アロンソが戻ってくることにも障害はない。ケビンとジェンソンが留まることにも障害はない」だが、ロン・デニスは、2015年のマクラーレンの方向性はまだ明白ではないと主張した。「2015年にむけて我々のドライバーは誰も契約していない」「我々は手に入れられるなかで最も競争的なドライバーが欲しい。私はピットレーンのトップエンドであらゆるドライバーと話をしている」ロン・デニスは、ホンダのF1プロジェクトが酷く遅れているとの噂を強く否定。ワークスエンジンのステータスにマクラーレンが復帰することで、タイトルを獲得するチャンスも復活すると考えている。ホンダの進捗についてロン・デニスは「非常に刺激的だ」とコメント。「エンジンは宝石だ。彼らは予想していたよりもさらにリードしている。エンジンの競争力は疑いない」