マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、2015年のグリッドを埋めるためにトップチームが3台のマシンを走らせなければならなくなるとの憶測を否定した。現在、F1に参戦するチームの中には存続が危ぶまれるところもあるが、元ウィリアムズ会長のアダム・パーは、F1イタリアGP閉幕直後に「私たちが知っているF1は今年で終わりだ」というショッキングなツイートを掲載した。
「2015年にチャンピオンシップを戦うのは8チーム。複数のチームが3台をエントリーする」このツィートを受け、メディアは撤退する3チームの詮索を開始。ケータハム、マルシャ、ロータス、そしてザウバーの名前を挙げた。このアダム・パーの発言について質問されたエリック・ブーリエは「彼はちょっと挑発的になっている気がする」とコメント。それでも、過去10年間を通して予算が「天井知らずに上がっている」と語るエリック・ブーリエは、数チームが財政的な苦難に直面していることは把握していると明かした。「何チームかはそのせいで苦しんでいる可能性がある。彼らがグリッドに居続けられるかどうか私にはわからない」「ただ、8チームになるとは思わないし、そんな直前の通達で来年にチームあたり3台を走らせることになるとも思わない」