マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、2015年にむけてドライバーラインナップを刷新することを検討していることを認めた。デンマーク出身のケビン・マグヌッセンは、今年マクラーレンでF1デビューを果たしたばかりだが、昨年、セルジオ・ペレスが1シーズンだけでチームを放出されるという事例がある。
マクラーレンは、2015年からのホンダとのパートナーシップ開始にあたり、フェルナンド・アロンソやルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテルといったトップドライバーを求めていると報じられている。「ベストを尽くすだけだし、それが十分であることを望んでいる」とケビン・マグヌッセンは述べた。「マクラーレンの誰もそこにいることに相応しいことを示すためにベストを尽くさなければならないと感じるべきだし、それが僕、そしてジェンソンだってやっていることだ」マクラーレンが、ニューカマーのために現在のドライバーを追い出すことになれば、それは今シーズン末で契約が切れる34歳のジェンソン・バトンだという見方がある。マクラーレンのCEOであるロン・デニスは、ジェンソン・バトンに“もっと頑張って欲しい”と訴えて話題になった。エリック・ブーリエは「ジェンソンは、出来る限り多くのポイントを獲得することが重要だとわかっている」とコメント。「彼は自分がワールドチャンピオンであることを証明する必要はないし、マクラーレンのために多くの勝利を挙げてきた」「我々は現実的になる必要もある。1〜3年でドライバーラインナップを刷新する必要があるかもしれないし、もちろん、我々は現時点で最高のドライバーを求めている」F1グリッドと2番目に年齢が高いが、キミ・ライコネンよりも豊富なF1経験を持つジェンソン・バトンは、2015年にF1グリッドで16シーズン目を迎えるつもりだと主張する。「今の僕の関心はF1でレースをすることだ」とジェンソン・バトンは述べた。「僕は若いて速いし、人生でやっていることを楽しんでいる。それを変えたくはない」