マクラーレンは、2013年F1マシン「MP4-28」の何が間違っていたのかを完全に理解しないままシーズン終了を迎えたようだ。マクラーレンのテストドライバーを務めるゲイリー・パフェットは、シミュレーターで2014年F1マシン「MP4-29」を試したことを明かし、「全員がフレッシュなスタートだと感じているのは確かだし、序盤から確実にトップに立てるよう必死にプッシュしている」とコメント。
マクラーレンは、2013年に一度も表彰台に立たぬままコンストラクターズ選手権を5位で終わったが、ゲイリー・パフェットによると、2014年はレギュレーションが大幅に変更になるため、マクラーレンは、2013年マシンが抱えていた問題を解消しようとするよりも、白紙の状態から2014年マシンを設計することに決めた決めたという。また、ゲイリー・パフェットは、マクラーレンのエンジニアがMP4-28がなぜあれほど悪かったのかの理由さえ理解できていないと明かした。「もし僕たちが問題を完全に特定していたら、シーズン末にはもっと競争力があったと思う。問題のある部分はシーズン中に修正するにはあまりに大きかったんだろう」ロータスはすでにヘレスで実施される1回目のプレシーズンテストに新車を投入することを見合わせることを発表しており、他にもプレシーズンテストを逃すチームがいるではないかと注目されている。だが、ゲイリー・パフェット、マクラーレンは順調に準備を進めていると述べた。「ワークショップでマシンを見ているけど、皆が必死に取り組んでいる。新車はヘレスに持ち込まれるはず」とゲイリー・パフェットはコメント。「(V6エンジンの)パワートレインを理解したり、すべてが機能しているかどうかを確認するだけが最初のターゲットになってくると思う。簡単にできるとは思っていない」