マクラーレンは、2014年もタイヤ供給元がピレリからミシュランに変ることはないと想定し、ピレリタイヤをベースに2014年F1マシン「MP4-29」を設計している。ミシュランは、F1タイヤ供給契約に関心を示しており、FIAが契約のための入札を行うのかどうかの発表が待たれている。
だが、ピレリは大半のチームと商業権オーナーとの契約を締結しており、すでに2014年のタイヤ開発を始めている。マクラーレンのスポーティングディレクターを務めるサム・マイケルは、ピレリが継続することを想定して作業していることを明かし、それに沿って2014年マシンを設計していると述べた。 「今は気にかけていない。我々はピレリになると仮定し、彼らと技術的に仕事をすることを前提で動いているからね」とサム・マイケルはコメント。「仮に変更されれば、F1のその他のものと同じように適応するだけだ。変化に対するマネジメントはF1の基本だ。だが、今はピレリタイヤになると仮定し、それを中心にしてマシン設計を進めている」 サム・マイケルは、異なるタイヤサプライヤーが選ばれた場合には広範囲の再考が必要になると述べた。「メインエリアのいくつかに影響が出る。まずは風洞だ。CFDと風洞の両方のタイヤプロファイルに影響が出てくる。さらに、サスペンションジオメトリーとセットアップにも影響する。だが、今はピレリだと想定しており、ほとんど影響はない」