マクラーレンは、ロン・デニスの役職が変更になったことを認めたが、共同オーナーであるバーレーン政府系ファンドの圧力によって降格されたとの報道は否定した。Auto Motor und Sport は、乗用車部門の赤字によってマクラーレンの“最高権威”が投票権を奪われ、業務執行権を持たない非常勤取締役に“降格”したと報じていた。
記事には、マクラーレン株主であるバーレーン政府の投資企業マムタラカト・ホールディングがロン・デニスの主導するマクラーレン・オートモーティブの多額の損失に怒っているとあった。しかし、マクラーレンのスポークスパーソンは、ロン・デニスの役職変更は彼自身の希望によるものだと BBC に述べた。 スポークスパーソンは、マクラーレン・グループの会長であるロン・デニスが、業務執行権を持たない取締役会のメンバーになったことは事実と認めた。 ロン・デニスは「私の仕事で変わった点は、マネジメントの行動に対する責任がなくなったことだ」と述べているという。ロン・デニスは、バーレーン、そして同じく株主のマンスール・オジェとの対立はないといい、F1チームの指揮権をマーティン・ウィットマーシュから奪い返そうとしたとの噂についても否定した。「1月の契約で決められた以外に私の社内での役割、ましてや役職変更について外部から提議されたことはない」
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