マクラーレンは、最新の標準ECU(電子制御ユニット)の不具合に関するクレームに応えた。プレシーズンテストでは、多くのチームがマクラーレンの子会社マクラーレン・エレクトリニック・システムズ(MES)が供給する標準ECUの最新バージョンに悩まされた。ウィリアムズのチームマネージャーを務めるディッキー・スタンフォードは「マシンとまったく対話ができなかった」とコメント。
フェラーリのエンジン責任者ルカ・マルモリーニは「毎日のように新しいアップグレードがある」と述べ、レッドブルのエンジニアリングコーディネーターのアンディ・デイムラムは「この問題を抱えているのは我々だけではないはずだ」と不満を口にしていた。MESのピーター・ヴァン・マネンは「2013年用の新しいECUがあり、過去5年間F1マシンに搭載されていたユニットと交換した。この新ユニットは今年V8エンジンとともに使われる予定で、2014年以降は新しいパワートレインを制御することになっている」と Pitptass に述べた。「複雑なユニットであり、2012年に試験台とダイナモでかなりのテストをしたが、初期問題の発生は避けられず、トラックテスト中に解決する必要がある。FIA、チーム、エンジンメーカーとマクラーレン・エレクトロニック・システムズは、システムがメルボルンでのレースではよい状態になるようプレシーズンテストで協力しているところだ」
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