フェラーリは、フェリペ・マッサが2011年もチームに残留すると主張。残りのレースでフェリペ・マッサを全力でサポートすると誓った。フェリペ・マッサは、シンガポールGPではギアボックス故障による降格、日本GPでは1コーナーでのクラッシュとノーポイントのレースが続いており、フェラーリは、フェルナンド・アロンソのタイトル獲得を助けるためマッサが復調するようプレッシャーをかけている。
日本GP後にはフェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長が、チームのためにやるべき仕事ができないドライバーは居続けることはできないと、マッサへの最後通告ともとれる警告を発している。このルカ・ディ・モンテゼーモロ会長の発言により、フェリペ・マッサが解雇され、レースエンジニアのロブ・スメドレーもチームを追われるとの推測が広まっており、F1日本GPで活躍した小林可夢偉がフェラーリに加入すると報じるメディアさえ出てきている。しかし、フェラーリは2011年もフェリペ・マッサが残留すると繰り返し主張。チーム代表のステファノ・ドメニカリは、マッサを全力でサポートすると述べた。ルカ・ディ・モンテゼーモロのマッサへの最後通告について質問されたステファノ・ドメニカリは「私が言ったこと以上にやるべきことはない」とコメント。「現時点で、彼は落ち着きを保ち、集中し続けることが重要だ。彼(マッサ)は彼のバックにチームがついていることをわかっている。それは疑いのないことだ」「これは、このゲーム、このスポーツの一部であり、外部からのプレッシャーの一部だ。しかし、我々に必要なことは彼の身近にいることだ。彼のメンタリティは非常に強い」「なにより彼は、彼が誰であるか、そして彼の本当の価値をここ数レースで示している。我々はそれをわかっている」