フェラーリは、フェリペ・マッサが近い将来フィオラノで2年前のマシンF2007でテストを予定していることを明らかにした。フェラーリはまだテスト日程は決定していないが、フェリペ・マッサはハンガリーGPでの事故以来、着実に回復を続けている。マッサのテスト日は、今週決定されるという。
フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリは、「いつテストするかはまだわからない。明日マラネロにフェリペが来るので我々は今週決めるつもりだ」と語る。「彼は今週チームに留まって、シミュレーターでテストをして、マラネロでフィニカルトレーニングをする予定だ。そのあと、我々はいつそれをするか決めることになる。また、強制的ではあるが、彼はその前にFIAのメディカルチェックを受けなければならない。それが今週我々が決める予定のものだ」ステファノ・ドメニカリは、テストの主な目的はラップタイムではなく、マッサのフィットネスを評価することであるとし、テスト禁止により2009年マシンで走行することは不可能なので、古いマシンで走行することが唯一の選択肢であると付け加えた。ミハエル・シューマッハは、フェリペ・マッサの代役候補にあがった8月にF2007で似たようなテストを実施している。「我々の目的は、ミハエル・シューマッハが夏にしたように、フェリペが体力的に問題ないかを確認することだ」「我々はFIAにスポーティングもしくはテストレギュレーションに違反していないか確認をとり、この種のテストにはクリアランスが与えられた。それは我々が準備ができたときに、変更を加えていないF2007のヒストリックカーでフィオラノでテストをするということを意味する。カスタマーカーとGP2タイヤだ」「それは適合性と医学的見解からどうかを見るためのものだ。我々がFIAの医学代表にそこにいるように頼んだのはそれが理由だ。しかし、実際はテストではない。彼の身体がF1マシンをドライブすることでどのような反応を示すかを見るためであり、最新でさえない。彼がどれくらい回復しているかの目安となる」フェリペ・マッサは、今週初めにブラジルでカートをテストした際、負傷した部分には絆創膏が貼られていたが、ドメニカリはマッサがヘルメットを装着して、負傷部分に圧力を受けることに問題ないだろうと期待している。「彼は絆創膏を貼っていた部分も、実際は問題ではないとの見解を語っていたよ」