フェリペ・マッサの主治医であるディノ・アルトマンは、マッサの容態は常に良くなっており、左目が腫れている自分の姿を「ボクサーみたいだ」とジョークを飛ばしていることを明らかした。「フェリペは良くなり続けている。普通の人と同じように食事をし、部屋を歩き回り、今朝はシャワーを浴びた。良いニュースだ」とディノ・オルトマンは語る。「以前にも言ったが、彼の眼に問題はない。大丈夫だ」
「彼は普通の食べ物を食べている。チキンを食べ、今朝は通常の朝食をとった。栄養のためにヨールグルト、パン、チーズ、トマト、バナナも食べたよ」ディノ・アルトマンは、マッサには今後、特別にリハビリのための特別な処置は必要なく、健康になるだけだと語る。再びレースをするための期間を述べることは拒んだが、マッサが最終的にグリッドに戻ることを「確信している」と強調した。「彼が考えているのはそのことだけだし、それが彼のゆるぎない考えだ。彼にはまったく恐れがない。彼はバレンシアでレースができるとも考えているよ」マッサが再びドライブできるようになるまで、ミハエル・シューマッハがフェラーリで代役を務めるとのニュースには「彼に運転させるかは様子を見なければならないね!」と冗談を言っているという。「彼は友達と兄弟に冗談を言っていたよ」とオルトマンは明かす。「彼はシューマッハのニュースを聞いたと我々に話した。そして『僕は諦めないかもしれないので、彼にマシンをドライブさせるかどうか様子をみてみよう』と話していたよ」オルトマンは、病院の前で共にマッサに付き添っていたFIA研究所会長のジャラード・サイヤンと短い会話をした。「彼には仕事があるので、彼は今日家に帰らなければならない。しかし、彼はずっとここにいた」とし、マッサがパリのサイヤンのクリニックに転院するとの報道を否定した。「いいや。一度は考えたが、それはそれだ」「FIAの医療チームは常にプロセスの一部だった。みんながここハンガリーで医師と一緒にあらゆる決定を話し合っていた」「ここには非常に優れた医師がいる。本当に病院として高水準であり、医者、あらゆる仕事、あらゆる器材など全てが揃っている」彼はマッサが病院から“家”に帰りたがっているが、いつモナコまたはブラジルに連れていけるかはまだ決まっていないと語る。「彼がいつ外出できるかによる。対処することはたくさんあるので、言うのは非常に難しい」水曜日の午後にはフェラーリ会長がイタリアから再びプタペストを訪れ、マッサを見舞った。