フェリペ・マッサは、スペインGPでの燃料ミスは、計算が問題だったのではなく、給油マシンに問題があったと語る。そして、すでに今季のチャンピオンシップ獲得の可能性がなくなったと考えていることを明らかにした。スタートで3番手に順位をあげたマッサは、ピットストップでマーク・ウェバーに抜かされはしたが、抜きにくいバルセロナでベッテルを抑えて4位でフィニッシュできる可能性があった。
しかし、最後のピットストップを終えたマッサにはレースを走り切るだけの燃料が入っていなかった。燃料をセーブして走行せざるを得なかったマッサは、ベッテルを先に行かせ、最終ラップでは、直前まで12秒以上のギャップがあったフェルナンド・アロンソにオーバーテイクされた。レースを終えたマッサは、それがチームの計算ミスではなく、給油マシンに問題があったことを明らかにした。「計算に問題はなかった。機械に問題があったんだ。でも、その問題が人間の問題ないのか、機械がなのかはわからない。何が問題かを分析する必要がある。とてもイライラしたよ」「レースを戦っているのに、後退しなければならなかったんだ。最後の走行ではすでに燃料をセーブしていたけど、十分ではなかった。だから、実際に後退して、ベッテルを行かせなければならなかった。アロンソにもポジションを奪われ、ニックにもほぼ奪われかけていた。かなりイライラしていたよ」ジェンソン・バトンが5レースで4勝を挙げているのに対し、これまで3ポイントしか獲得できていないマッサは、すでにチャンピオン争いの可能性はなくなったと考えていることを明らかにした。「チャンピオンシップ? いいや、それはないね」とマッサは語る。「僕たちは現実的にならなければならない。5レースを終えて、彼らは4勝している」「たとえ僕たちが大幅に改善して、コンマ3〜4秒彼らの前にいったとしても、彼らはポイントを獲るだろう。だから、忘れてくれ」
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