ウィリアムズのパフォーマンスエンジニアリング責任者を務めるロブ・スメドレーは、フェルナンド・アロンソを抑えて9位でフィニッシュしたF1アブダビGPは、フェリペ・マッサにとって完璧なラストレースだったと語った。 今季限りでF1を引退するフェリペ・マッサは、フェラーリ時代のチームメイトであるフェルナンド・アロンソのプレッシャーを抑え続け、彼の前でフィニッシュした。
フェリペ・マッサとフェルナンド・アロンソといえば、2010年のF1ドイツGPでの一件がある。当時、フェラーリでフェリペ・マッサのレースエンジニアを務めていたロブ・スメドレーは悪名高いフレース『Fernando is faster than you.(フェルナンドの方が速い)』というフレーズを伝え、順位の入れ替えを指示した。 その後、2014年にフェリペ・マッサと共にウィリアムズへと移籍したロブ・スメドレーは、友人でもあるマッサの最後のF1でのドライビングに満足していると述べた。「フェリペは自分のマシンが持っている力で本当に良いレースを見せてくれた。彼のキャリアにふさわしい終わりだ」とロブ・スメドレーは述べた。「フェルナンド・アロンソが異なるタイヤ戦略を選ぶギャンブルに出たが、フェリペは最後まで彼を抑えて9位でフィニッシュした。決して、我々の望み通りというわけではないが、みんなよくやってくれた」先頭集団では激しいタイトル争いが繰り広げられていたが、ウィリアムズの副チーム代表クレア・ウィリアムズは、終盤にフェルナンド・アロンソがフェリペ・マッサとの差を縮めてきていたため、ガレージ内はアロンソのラップタイムに釘付けだったと明かした。 「あまり良いものではなかったですね」とクレア・ウィリアムズはコメント。「彼とアロンソのマージンがどんどんなくなっていくんですから」「レース前にアロンソがマッサにハグをして健闘を祈ってくれていたので、『アロンソが優しくしてくれますように』と願っていました。ドライバーがそういうをしないのはわかってはいますが、とにかく『最後のレースなので変なことにはならないでください』とだけ願っていました。誰にも迷惑をかけないのだから、どうか彼に9位を!とね」【動画】 フェリペ・マッサ、F1引退セレモニー関連:【動画】 2016 F1アブダビGP 決勝ハイライト
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