F1イタリアGPで2年連続で表彰台に上がったフェリペ・マッサ、レース終盤のチームメイトのバルテリ・ボッタスから激しいプレッシャーをかけられるという過酷な状況に耐えるには自分が年を取りすぎたと冗談を交えつつ、誇らしそうな表情をみせた。ファイナルラップでウィリアムズの2台はホイール・トゥ・ホイールのバトルを繰り広げ、フェリペ・マッサとバルテリ・ボッタスはわずか0.3秒差でチェッカーを受けた。
レース後、フェリペ・マッサは無線で「年寄りになんてことするんだよ、ひどいよ」と笑い声を上げた。これに対し、彼のエンジニアは「いやいや。こんなのはまだ序の口だ」と切り返した。フェラーリに在籍した7年間でフェリペ・マッサは一度もモンツァの表彰台に上がれなかったが、ウィリアムズに来てからは2回も達成している。フェリペ・マッサは、バルテリ・ボッタスに攻め込まれた時にはタイヤが崖っぷちの状態だったと認めた。 「僕は今日最高に幸せな男だ」とフェリペ・マッサはコメント。「スタートは決して良くなかったけど、他の人たちはもっと酷かった。レース中のペースは結構良かったけど、ラスト10周は別だ。タイヤが終わりかけていたのにバルテリに激しくプッシュされて、本当にきつかった」 「本当にタフだった。あまり年寄りに無理させないでほしいな! ラスト3周だよ。僕より速い彼に追いつかれて大変だった。問題は、彼の方がトラクションが良かったことだ。でも、僕は戦い抜いてポディウムに上がった。このポジションが嬉しくてたまらないし、チームがたくさんのポイントを稼いだことも本当に嬉しい」