フェリペ・マッサは、今年走らせるメルセデスのエンジンに“感動した”と認めた。フェリペ・マッサが、F1でフェラーリ以外のエンジンを走らせるのは今シーズンが初めてとなる。今年はメルセデス、そしてそのカスタマーであるマクラーレン、フォース・インディア、そしてフェリペ・マッサの新しい所属先ウィリアムズが、新しいV6ターボ規約における優れた“パワーユニット”によってリードすると言われている。
「メルセデスのファクトリーに行って感動したよ」とフェリペ・マッサは La Repubblica にコメントした。今季のメルセデスが強いのはフェラーリの4倍の資金を投入したからだとの噂があるが「4倍かどうかは知らないけれど、彼らの仕事を見て感銘を受けたのは間違いない」とフェリペ・マッサは述べた。その一方で、フェリペ・マッサは、意図的にメルセデスパワーのチームを目指したとの見方を否定した。「いや。でも、エンジンのレギュレーション変更があるので、彼ら(メルセデス)が自分たちのやっていることを知っているのはわかるよね」「それに、ウィリアムズに到着した瞬間から、とても望まれていると感じた。素晴らしいフィーリングだ」 最後のコメントは、フェリペ・マッサがフェラーリではもはや愛されていなと感じていたことを示唆しているかもしれない。 「フェラーリのことを悪く言うつもりはない」とフェリペ・マッサはコメント。「長年もそこにいたし、何度か素晴らしい瞬間を過ごしてきた。とても悪い時期もあったけどね」 フェリペ・マッサは、2010年のホッケンハイムで『フェルナンドの方が速い』と言われたときが最悪の状態だったことを隠そうとしなかった。 「彼らは僕が勝利に値するレースで勝たせてくれなかった」とフェリペ・マッサはコメント。「あのチームオーダーは、僕自身だけではなく、僕がとても大変な事故からカムバックしたという事実も傷つけた。僕にとってすごく重要だった」フェラーリに対して“忠実過ぎる”振る舞いがしばしばあったかと質問されたフェリペ・マッサは「ああ、多分そうかもしれないね。でも、もう過去のことだし、関係ない」と答えた。 「フェラーリでの素晴らしい年月やたくさんの人との友情は忘れない」フェリペ・マッサは、メルセデスが2014年のベストマシンだと考えていると述べ、“ハミルトンかロズベルグか”という質問には“ロズベルグ”と答えた。 たが、タイトル獲得を誰に懸けるかと質問された際、フェリペ・マッサは「自分のことは話したくないな・・・」と笑顔をみせた。
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