フェリペ・マッサは、フェラーリの2013年マシン“F138”にはここまでに示したよりも「高いポテンシャルがある」と述べた。フェラーリは、開幕戦F1オーストラリアGPでフェルナンド・アロンソが2位表彰台を獲得。翌週のF1マレーシアGPでは、アロンソがオープニングラップでクラッシュリタイアしたものの、フェリペ・マッサが5位入賞を果たした。
F1マレーシアGPの予選では二人揃ってトップ3に入っていたが、フェリペ・マッサは、F138にはこのリザルトが示す以上の実力があると信じている。 「まだ2レースしか戦っていないのはわかっているけど、シーズンここまでのフィーリングはいい」とフェリペ・マッサはコメント。「冬の間にF138でやってきた仕事が僕たちを正しい方向に導いていているし、クルマにはもっとポテンシャルがある。最初の2レースではできなかったけれど、もちろん、僕は常に優争いたい。でも、素晴らしいレースペースがあって、良い兆候だし、これからレース毎に前進し続けなければならない」 「僕に言えるのは勝利やチャンピオンシップを戦える力のあるチームは間違いなく2チーム以上いるということだ。僕たちのチームがその一つだ。クルマは正しい方向に進んでいるし、風洞やファクトリーで調べたデータで期待していた結果がトラック上で出ている。メルボルンでは勝てるクルマだったし、マレーシアでもコンディションによってレースは運次第になってしまったけど、競争力はあった」フェラーリは、F1中国GPで多くのアップグレードを導入する予定であり、フェリペ・マッサは上海での優勝も目標の一つに掲げている。 「中国にむけて準備は整っている。先週ファクトリーとシミュレーターで作業しているし、上海には持ち込もうとしていたアップデートをすべて投入するはずだ。トラック上でさらにパフォーマンスを改善できることを期待している」「上海はとても素晴らしいサーキットだし、いろいろなタイプのコーナーと速いストレートがあるので、高速セクションで機能するマシンが必要なだけでなく、タイトなコーナーに対処できるダウンフォース量も必要だ。タイヤのデグラレーションは特にフロントでかなり高いと予測しているんだ」「より多くのポイント、表彰台、さらに言えば勝利を争うことが目標だ。目標は高く持つべきだ」