フェリペ・マッサは、今週末のF1カナダGPで、好成績を挙げたF1モナコGPでのセットアップをベースに使うことを明らかにした。今シーズン、結果を出せないフェリペ・マッサにはシート喪失の噂がつきまとっているが、F1モナコGPでは今季初のQ3進出を果たし、6位でフィニッシュするなど、復調の兆しをみせた。
「あそこでのマシンは本当にいい感じだった」とフェリペ・マッサはコメント。「それに、自分のドライビングスタイルに合わせるために正しい方向で作業できた。このポジティブな傾向が続くことを願っているし、カナダからチャンピオンシップのまで続くことを願っている」実際、F1モナコGPは、マッサのエンジンアリングチームにとってのターニングポイントだったようだ。F1カナダGPの舞台ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、モナコとは正反対の特性といえるが、チーフエンジニア、ロブ・スメドレイは、カナダでモナコでのセットアップをベースとして使用することを明らかにした。「モナコで要求されるセットアップは、他のトラックとは非常に異なる」とフェリペ・マッサは認める。「ストリートサーキットはユニークだけど、少なくともあそこでの方向性を他のトラックでも働かせることはできる」「通常の状況ではないかもしれないけど、F2012を働かせるためには最適な方向性かもしれない」