フェリペ・マッサが、F1中国GPへの意気込みを語った。フェリペ・マッサ (フェラーリ)中国は大きな国だ。でも、F1にとってさらに大きいのは中国人の熱意だ! 僕たちがシーズン中に多くの場所を訪れるけど、ファンからのより多くの情熱を感じられる他の場所を見つけるのは難しいと言わなければならない。おそらく、同じレベルの感覚を得られるのはイタリアとブラジルだけだ。
2日前に上海に到着したけど、すでに多くの人々が僕とフェリピーニョへのプレゼントを持って空港で待っていてくれた。ホテルの外でさえね。@felipe1massaに写真を貼ったので見て欲しい。昨晩のように激しく雨が降っても、快晴であっても、常に待っていてくれる人がいる。この温かさが好きだし、熱意は僕にエネルギーを与えてくれる。この都市から離れていても非常に多くのエネルギーがある。巨大、カオスと言えるけど、確かに生きている。過去に僕はそれをサンパウロを思いだせると言った。確かに僕たちブラジル人と中国人は異なるけど、2つの都市のバイタリティはとても似ている。することはたくさんあるし、ラファエルとフェリピーニョと一緒にこの2日間をリラックスして本当に楽しんだ。フェリピーニョにとっては初めての中国だ! 午後、フェラーリとパートナーのためのプロモーション活動に取り組み始めた。今後数日で多くのプロモーション活動があるし、中国のような急成長を続ける国で行われるレースでは普通のことだ。それも僕の出生地であるブラジルと共通していることだ。明日の午後は、レースに向けた準備のためにエンジニアとのミーティングを始める。金曜日から問題なく通常のグランプリを過ごせることを本当に願っている。それは最終的に良い結果を得るためにも重要なことだ。簡単ではないことはわかっている。少なくとも短期間で大きな新しいエレメントは期待できないからね。フェルナンドがオーストラリアとマレーシアでやり遂げたように、僕たちが持っているものから最後の一滴までしぼり出さなければならない。先週もマラネロにいた。次の2レースに向けてできるだけ準備を整えられるようにシミュレーターに取り組んだし、メルボルンとセパンできとんと働かなかったものを正すために詳細に研究し、中国とバーレーンにむけて準備をした。僕にとってトリッキーな時間だし、これを続けるわけにはいかない。こんなことを望んでいないのは確かだ。外部から多くの批判があるのはわかっているけど、このようなことが起こったのは初めてではないので慣れている。チームは僕を信頼してくれていると感じているし、それが重要だ。ほんのわずかなことで状況がネガティブからポジティブな方向に変わることを過去に何度も経験しているので十分にわかっている。去年、中国では6位でレースをフィニッシュしたけど、苦しんでいたのは後半のステージだけだった。プライムタイヤではオプションを履いていたときのペースに匹敵することができなかった。43周目にはまだ2番手にいたのを覚えているし、残念だった。中国では2度表彰台に上がっている。2007年は3位、2008年は2位だ。好きなトラックだね。種類の異なるコーナーがたくさんあるし、とても長いストレートがあって、DRSがない時代でもオーバーテイクをすることができた。確かに、今年は少し苦しむかもしれない。特にトップスピード面でね。なので、僕たちにとっては簡単ではないだろう。でも、最も速い人が最終的に勝つとは限らない。