フェリペ・マッサが、F1イギリスGPへの意気込みを語った。フェリペ・マッサ (フェラーリ)「水曜日にイギリスGPに向けてイングランドに飛び立つ。だいたいチャンピオンシップの中間地点だし、フェラーリにとって2011年の厳しい前半戦を終えてターニングポイントになるかどうかがわかるだろう」
「バレンシアでのレース直後にモナコの自宅に飛行機で帰った。そのあと先週末2日間マラネロに言って、エンジニアとのミーティングやレースの次のシリーズに備えてシミュレーターで作業した。シミュレーターでは多くの異なるエレメントに取り組んでいる。レギュレーションに適合させる必要がある新しいエンジンマップや今週末のシルバーストンで走らせようとしている新しいコンポーネントの評価を含めたマシンの他のエリアをシルバーストンとバルセロナ・サーキットの両方で調べている。バルセロナ・サーキットを使ってシミュレーターを走らせている理由は、スペインのトラックがシミュレーターの全ての作業にとって“ベースライン”になるトラックだからだ。新しいことを試したいときは、ほぼいつもカタロニアのトラックで実施するんだ」「良く知っているのでシルバーストンに行くのは好きだけど、今年はパドックがトラックの別の部分に完全に移転しているので、少し違っているだろうね。最も基本的なレベルで言うと、エンジニアと話すために少なくとも新しいコーナーのナンバーを学ばなければならない。もっと重要なレベルでは、今回の変更によってピットストップの全体的なタイムが変るかもしれないので、戦略に少し影響があるかもしれない。僕たちはシミュレーターでそれを調査してきたけど、確実にするためには金曜日に実際に経験してみる必要がある。シルバーストンはとても有名なサーキットだし、イギリスGPは常にカレンダーで重要だ。満員のグランドスタンドを見るのはいつも喜びだ。僕はイギリス人ではないけどモチベーションを感じるし、あそこには良い感覚を持っている」「重要な問題は、ここで150イタリアがどれくらいうまく機能すかということだ。多くの人々が言っていたように、ここ3戦のサーキットが僕たちのマシンに適していたのは事実だけど、僕たちが導入した開発物のおかげでシルバーストンでもうまく機能すると思っている。もちろん、他チームも同じことをしてくると思うけどね。僕たちは競争力があると思うけど、今年序盤にそれほど競争力がなかったようなトラックでマシンがどのように働くかは様子を見てみなければならない。イングランドで競争力があれば、大きく改善したことを確認できるし、他チームとのギャップを縮められるので、今回のレースは重要なんだ。またバルセロナ以降使っていなかったピレリのハードタイヤでのパフォーマンスをどれくらい改善できたかも確認することになる。典型的なブリティッシュ・ウェザーや雨にならなければ、僕たちの状態は良いと思っている。カナダではそのような状況で速かったからね」「フェラーリのチャンピオンシップのチャンスがシーズン序盤にすでに終わってしまったどうかについて多くの議論がなされている。僕にはその答えはわからないけど、勝つために同じ方法で全てのレースに取り組んでいく。シーズン初勝利が僕たちの当面の仕事だし、そのあともっと勝ちたいと思っている。チャンピオンシップの状況に目を向けるのはシーズン末だけでいい。実際、セバスチャン・ベッテルからタイトルを奪うためには本当に狂ったように仕事をする必要があるだろう。でも、僕たちは諦めないし、この状況でも僕たちのアプローチは何も変わらない。マシンとパフォーマンスを改善させることは2012年にとっても重要になることを忘れてはいけない。規約はそれほど変更にならないので、マシンは今年と比較してあまり変らないからね。今と2011年の最後の時点で良いマシンであれば、すでに2012年にむけて良い前進だ」