マルシャは、最終戦アブダビGPでのF1復帰を叶えることができなかった。2週間前、マルシャの管財人は、チームが取引を中止し、従業員が解雇されたことを認めている。その一方で、マルシャをF1グリッドに復帰させようと複数の潜在的投資家との話し合いが行われ、 Reuters は、契約がまとまる希望はかなり高く、19日(水)夜にもチームスタッフをヤス・マリーナ・サーキットへ飛ばすべための緊急対策も練られていると報じていた。
しかし、その後、それらの話し合いが契約締結に至ることはなく、マルシャはシーズン最終戦に参加する希望を失った。マルシャのドライバーを務めたマックス・チルトンは、自身のTwitterで「この24時間、アブダビに向かおうと必死に頑張ったけれ、自分たちの思うようにはいかなかった。マルシャに関わった全ての人々にとって非常にショックで悲しいことだ」と投稿した。マルシャの最終戦への出走計画が失敗したことが明らかになる前、F1日本GPで重傷を負ったジュール・ビアンキが人工的な昏睡状態を脱し、母国フランスの病院に転院したことが明らかになっている。マルシャと同様に破産申請したケータハムは、クラウドファンディングプロジェクトを成功させ、アブダビGPに参戦。2014年の最終戦は10チームで争われることになる。
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