マルシャは、パット・シモンズの後を継ぐ新しいテクニカルディレクターの選定は急いでいない。先月、パット・シモンズは、マルシャのテクニカルコンサルタントを辞任。8月19日からウィリアムズのテクニカルディレクターの仕事をスタートさせる。しかし、マルシャは、適切な後任を獲得できるまで、効果的な技術レベルで運用できると考えている。
「鍵となるのは、パットが我々に非常に優れた技術構造を残してくれたということだ。ここには常に非常に優れた優秀な人々がいる」とマルシャのグレアム・ローデンはコメント。「現在のクルマは、去年から大きなステップを遂げているし、2014年マシンに取り組んでいる人々は、そのクルマを届けたのと同じ人々、構造だ」「実際、その構造によって我々への影響はかなり最小限だ」「2015年マシンに影響するかもしれないという議論はあるだろうが、そのために状況を正していく時間は十分になるし、現時点で様々なオプションを評価している」マルシャのチーム代表ジョン・ブースは、パット・シモンズと同じような後任者なのか、とり“概念的”なテクニカルディレクターを任命するべきかを決める必要があると考えている。「我々が最初にする必要があることは、我々がどのようなタイプの人材を求めているかを確認することだ。パットのような組織的/管理的な人材か、設計や空力的な背景をもったテクニカルディレクターなのかをね」「構造がしっかりした今、我々がいる位置から次のステップを果たすチャンスだ」「最初のことは、2014年マシンの妨げにならないことを確実にすることだ。それにはかなり満足している」「そして、我々は全力をあげてフェラーリとの関係に取り組まなければならない。現在、我々は一息つくことができるし、どの位置に進むかを確認することができる」グレアム・ローデンは、パット・シモンズが他チームに求められていたことに驚きはないと認めた。パット・シモンズは、コンサルタントとして雇われたので、通知期間は、他の典型的なテクニカルディレクターより短い。「かなり短い通知だった。だが、いずれにせよ、我々はマネジメントチームとして、様々なシナリオに反応しなければならない」「多くのチームが、パットに興味を持っていたと確信している。だが、彼は彼にとって非常に魅力的に見えるウィリアムズでチャンスを与えられたわけだし、彼の幸運を祈っている」