マルシャは、2013年にウィリアムズのKERSを初めてマシンに搭載する予定であることをコンサルタントを務めるパット・シモンズが明らかにした。またパット・シモンズは、マルシャが4シーズン目となる2013年もコスワースのエンジンを使用することを認めた。「そうだね、来年はKERSを使う予定だ」とパット・シモンズはコメント。
「ウィリアムズが開発したシステムを採用する予定だ。ウィリアムズは、昨年はコスワースのエンジンと、今はルノーのエンジンと一緒にKERSを使っている。我々の2013年のユニットはその発展形にになる」「我々は、エンジニアリング、効率、重量に非常に感銘を受けた。ウィリアムズは、技術的にも商業的にも一緒に働いて楽しい」マルシャは、HRTとともに2012年のF1でKERSを使っていない2チームのひとつである。かつてコスワースを使用していたウィリアムズやケータハムは、最近ルノー製のエンジンに切り替えているが、パット・シモンズは、マルシャはまだコスワースのV8エンジンで前進できると思うと述べた。「彼らとの仕事に満足しており、規約の範囲内で改善できるエリアを一緒に改善していると思う」「エンジンのドライバビリティを改善し、マシンの1ユニットとしてのパフォーマンスを向上することに集中している」マルシャは以前、マシンの設計プロセスをCFD(計算流体力学)に依存していたが、今シーズン初めてマシンに風洞の開発結果を利用した。パット・シモンズは、移行は大変だったが、マルシャが前進していると確信していると述べた。「シーズン開幕時は非常に厳しかったが、そこから多くの新しいことを経験した。風洞のプログラムを動かし、費用効果の高い方法でマシンのパフォーマンスを向上させ、手順を改善している」「我々が非常に新しいチームであることを忘れないことが重要だ。対処しなければならないことがたくさんある」「だが、ひとつのハイライトというよりも継続的に改善していると思う。上位勢や直接のライバルに対してゆっくりしたと前進している。それらは我々が目指している場所に対する自信を与えてくれている」