マルシャの技術コンサルタントのパット・シモンズは、2012年F1マシンが実質的に完全に新しいシャシー設計であることを明らかにし、2回目のテストとなるバルセロナで投入する予定だと述べた。マルシャは、ニック・ワースの後任として技術面を指揮しているパット・シモンズとともに、マシン開発においてマクラーレンとの提携を最大限に活用している。
パット・シモンズは、2012年F1マシンを披露するのはバルセロナとなり、最初のヘレステストではルーキーのシャルル・ピックに走行距離を稼がせるために2011年マシンを持ち込むと述べた。「2回目(のテスト)を目指している」とパット・シモンズは述べた。「いずれにしろ、我々は初テストには参加する予定だ。チームのクモの巣を払いたいし、シャルル(ピック)にとっては走行距離を重ねることが重要だと思う」パット・シモンズは、2012年F1マシンのデザイン面の進化について、昨年のヴァージン・レーシング MVR-02からのキャリーオーバーはほとんどないと述べた。「常になんらかのキャリーオーバーがあるものだが、我々はおそらく普通よりキャリーオーバーは少ないと思う」「サスペンション設計は全体的に異なっているし、ペダルアッセンブリーさえも違う。おそらく、今回のマシンは、私が取り組んだどのマシンよりもキャリーオーバーが少ない」だが、マシンは完全に新しい設計を採用しているものの、急進的なデザインではないとパット・シモンズは述べた。「革新的なアプローチを採るときではないと思う」「上位から大きく離されているときは、きとんとした仕事をして、やるべきことを確実にやりとげることが大切だ。なのであまり革新的ではないし、それぞれのエリアにより目を向けて、それぞれを改善させようとしている」関連:マルシャ、MR01を発表 - 2012年3月5日