マーカス・エリクソンは、2019年にインディカーに参戦することを目指して複数のチームと交渉していることを認めた。ザウバーは、2019年のF1ドライバーとしてキミ・ライコネンとアントニオ・ジョヴィナッツィを起用することを決定。レースシートを失ったマーカス・エリクソンは、来季はサードドライバーとしてチームに残ることが決まっている。
マーカス・エリクソンは発表の際、2019年もレースを続ける選択肢を検討していると語っていたが、インディカーで走ることがメインターゲットであることを明らかにした。「様々な選択肢を検討しているけど、まだ何も決まっていない。もちろん、来年もレースをしたいし、それがメインターゲットだ」「現時点で最も魅力的なのはインディカーし、それを目指している。いくつかのチームと交渉している。それが現実的な目標だと思っている」マーカス・エリクソンは、2020年のフルタイムでのF1復帰が目標のままであり、インディカーは高いレベルでの競争力を保って復帰するための最高のチャンスを与えてくれるとマーカス・エリクソンは考えている。「できるだけ高いレベルでレースをしていたい。将来的なF1復帰も見据えているからね」とマーカス・エリクソンはコメント。「F1に戻るためにシングルシーターに留まっていたし、速いクルマに留まっていたい。現時点でのモータースポーツの状況を見れば、インディカーはそれをするには最善のシリーズだ」マーカス・エリクソンは、オーバルを含めてインディカーへのフル参戦を目指しておりとし、近年、インディカーが果たした進歩を高く評価していると語る。「ずっと見てきたし、本当にクールだと思った。今のインディカーのレースは素晴らしいと思うし、とても楽しそうだね」とマーカス・エリクソンはコメント。「インディカーに参戦しているドライバーや他の人々と話をすると、彼ら全員があの場所を愛しているように感じるし、レースも雰囲気も素晴らしいと言っている。本当に好調なシリーズだとね。そこにもかなり関心を寄せている」マーカス・エリクソンは、インディカーがメインの目標ではあるが、2019年にスーパーフォーミュラに参戦することにも興味を持っているとし、良いチャンスが得られるなればル・マンでも走ってみたいと語る。だが、フォーミュラE転向というアイデアはあまり魅力的ではないとし、F1復帰への望みを助けることにはならないと考えている。「とても興味深いシリーズだと思うし、オプションのひとつであることは確かだけど、わからない。僕はすべてのオプションをオープンなままにしている」とマーカス・エリクソンはコメント。「フォーミュラEは多くの点で面白いと思うけど、僕はF1のようなドライビングを保っていたいし、そのためにはベストなシリーズではないかもしれない」「もしフォーミュラEに行くのであれば、それはキャリアが動く時だと思う。でも、F1のレーダーに残って、ここに戻ってくることができるオプションは他にもある」