マーカス・エリクソンは、ザウバーとアルファロメオのパートナーシップ契約は2018年のF1選手権でチームの順位を上げる大チャンスだと語る。2017年は1年落ちのフェラーリ製エンジンで苦戦を強いられ、コンストラクターズ選手権を最下位で終えたザウバーだったが、2018年からはアルファロメオをタイトルスポンサーおよび技術パートナーに迎え、新生“アルファロメオ・ザウバー”として新たなスタートを切る。
アルファロメオの姉妹ブランドであるフェラーリは、2018年にジュニアドライバーのアントニオ・ジョビナッツィとシャルル・ルクレールをドライバーにアルファロメオ・ザウバーのドライバーに据えようとしていたとされ、マーカス・エリクソンのシートは脅威にさらされていた。しかし、ザウバーのオーナーであるロングボウ・ファイナスと太いパイプを持つマーカス・エリクソンはシートを確保。ルーキーのシャルル・ルクレールとともにF1で5シーズン目を迎えることになった。マーカス・エリクソンは、2015年のF1イタリアGP以降ポイントを獲得できていないが、最新仕様のフェラーリ製エンジンを搭載する2018年は競争力を発揮するチャンスだと捉えている。「2017年は難しい一年だったけど、僕たちはチームとして懸命に仕事をしてきたし、良い進歩を遂げられたと思う」マーカス・エリクソンはコメント。「前半戦は厳しかったけど、シーズン終盤の改善には満足している」「ドライバーとして多くの成長を果たし、チーム全体に有益な良いレベルの経験を積んだと思っている」「アルファロメオとのパートナーシップは僕たち全員にとって素晴らしいチャンスだ。何年も頑張ってきた僕にとっては大チャンスだと感じている。チームとの4シーズン目だし、全員とトラックに戻ることを楽しみにしている」アルファロメオ・ザウバーは、2018年にアルファロメオのカラースキームである赤と白のカラーリングを採用すると見られている。すでにザウバーの公式サイトは、これまでの青を基調としたものから、赤を基調としたものにリニューアルされている。
全文を読む