マーカス・エリクソンは、ザウバーの新車C35のデビューが遅れたとしても、2016年シーズンへの準備について楽観的に捉えている。ザウバーは、2週間前倒しになったテストスケジュールに適応できず、2016年F1マシン『C35』の投入は、3月の最終プレシーズンテストからとなる。マーカス・エリクソンは、C35のデビューの遅れは“理想的ではない”と認めつつも、シーズンへの準備については前向きに考えている。
「それでも(1回目のテストで)いくつか作業はできる」とマーカス・エリクソンは Teknikens Varld にコメント。「タイヤのデータを収集したり、新しいパーツやセッティングのテストもできる」「理想的には1回目のテストから新車を走らせたいけど、今、それについてやれることはそれほど多くない」ザウバーにとってポジティブな点は、エンジンパートナーのフェラーリが、2016年のパワーユニットを改善させたといわれていること。トロ・ロッソとは異なり、ザウバーはその最新のパワーユニットを搭載する。「僕たち全員が読んでいること以上のことはわからないけどね」とマーカス・エリクソンはコメント。「でも、フェラーリのエンジニアはここまでの数値にとても満足していると聞いている」だが、2016年のフェラーリのエンジンは、構造上でかなり異なっていると報じられており、ザウバーは新車C35を稼働可能にするまで、それをテストすることはできない。「フェラーリとハースが初期トラブルを解決できることを願っている。いずれにせよ、フェラーリは信頼性面で非常に優れているので、特に心配はしていない」