一時は消滅の危機に陥ったマノー・マルシャだが、9,200万ドル(約110億1,000万円)の予算を得て、2015年にF1グリッドに戻ってくる。マノーは、ロンドンで開催した記者会見でイギリスの電気・ガス供給会社『オヴォ・エナジー(OVO Energy)』のオーナーであるスティーブン・フィッツパトリックの投資によって開幕戦のグリッドに漕ぎ着けたことを発表した。
イギリス各紙によると、スティーブン・フィッツパトリックは4,500万ドル(約53億9,000万円)ほどを用意し、今月後半に入る予定の2014年シーズンの賞金を残りの予算にあてるという。スティーブン・フィッツパトリックは、元セインズベリーズ代表のジャスティン・キングにチームの半分を買収するよう誘いをかけたが、ジャスティン・キングはそれを断り、代わりに暫定会長のアドバイザーの座についたと話した。「我々はレースに勝つとは期待していない。少なくとも今シーズン前半が終わるまではね」とスティーブン・フィッツパトリックは笑う。2015年のレギュレーションに適合するよう改良したマルシャの2014年F1マシンは、5日(木)にクラッシュテストを受けると見られている。また、マルシャ・マノーは、ウィル・スティーブンスのチームメイトを“間もなく”指名するとしている。
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