ロータスは、来週末のF1ベルギーGPで将来について発表することはないと警告した。ルノーは、F1での将来について決定が迫っているとされており、ロータスを買収してワークスチームとして復活することが最有力とされている。今シーズンからメルセデスのパワーユニットを獲得したロータスだが、財政難に直面しており、前戦F1ハンガリーGPではピレリタイヤの供給が遅れるという事件も起きたばかりだ。
エンストンのチームが、メルセデスからルノーのパワーユニットにスイッチすることになれば、メルセデスの供給チームがひとつ減ることになり、レッドブルが使用する余地ができる。ロータス副代表のフェデリコ・ガスタルディは「噂や陰謀、推測はもうF1の一部だよ」とコメント。「スパのパドックではあらゆる種類の噂が飛び交うだろう。だが、チームから報告すべきことは何もない。我々はレースに集中している。そして、スパで良いリザルトを望むだけだ」 フェデリコ・ガスタルディは、2015年の前半戦は本来のパフォーマンスを発揮できなかったと考えているが、ドライバーのロマン・グロージャンとパストール・マルドナドが夏休み後のF1ベルギーGPからは巻き返しを見せてくれると期待している。 「ハンガリーGPは大興奮に終わったので、皆、休む準備はできていたよ!」「ドライバーたちがレースに対して、強く、ポジティブな気持ちを抱くことは非常に重要だ。シーズン前半がどんな展開であろうともね」「レースに臨む際のリセットの仕方をドライバーたちはよく知っている。だが、レースを少し離れるだけでなく、ファクトリーや他の要求からも少し長めに離れることはその効果をさらに増してくれる。2人ともすっきりリフレッシュしてスパではクルマに飛び乗ってくれるだろう。ここからはひたすらプッシュを続ける計画だ。まだまだ多くのポイントが獲得可能だからね」