カルメン・ホルダがロータスの開発ドライバーに起用されたことに仲間のレースドライバーたちは冷ややかな目を向けている。ロータスは26日(木)、スペイン出身女性ドライバーであるカルメン・ホルダ開発ドライバー契約を結んだことを発表。2015年のグランプリに同行し、シミュレーター作業を担当するととに、E23のテストも実施するとした。
父ホセ・ミゲルもレースドライバーだったカルメン・ホルダは、ヨーロピアンF3オープン、インディ・ライツに参戦した後、2012年から2014年までGP3を舞台に戦ってきたが、3年間の成績は28位、30位、29位だった。カルメン・ホルダは「F1マシンをドライブするのは小さい頃からの夢だった」とコメントしている。 しかし、カルメン・ホルダのロータス入りはあまり受けが良くないようだ。Reuters の記者アラン・ボルドウィン、昨年にカルメン・ホルダがドライブしていたGP3マシンでイギリス人ドライバーのディーン・ストーンマンが優勝しているにもかかわらず、カルメン・ホルダはトップ10フィニッシュさえ成し遂げられていないと指摘。 また、2012年にGP3でチームメイトだったロブ・クレーガンは、カルメン・ホルダの起用は性別や容姿、資金によるものではないかと疑っている。ロブ・クレーガンは、英語で“現像”と“開発”に同じ“develop”という単語を使うことにひっかけ、「ハイブリッドなF1マシンは言うまでもなく、カルメン・ホルダは1本の映画にもならない」と自身のTwitterに投稿。さらに「F1は金ではなく才能がすべてのはずだ。見せかけのポジションではないのか」と付け加えた。 2014年のGP3でトップチェッカーを受けたこともあるリッチー・スタナウェイは、このニュースに対して、ツイッターでシンプルに「LOL(笑)」とツイートしている。 2012年のGP3チャンピオンで、昨年はGP2での優勝経験もあるミッチ・エバンスは、Twitterでロータス宛に「まだ4月1日(エイプリルフール)じゃないよ」と話しかけた。関連:ロータス、女性ドライバーのカルメン・ホルダと開発ドライバー契約
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