ロータスは、F1中国GPを前にメルセデスAMGが採用するDRS連動Fダクトに対して正式に抗議の手続きをとったことが明らかになった。メルセデスAMGは、このデバイスにより、特にDRSの使用が限定されない予選で競争力を発揮しており、一部のチームがシステムの合法性についての説明を求めていた。
FIAの技術代表チャーリー・ホワイティングは、これまでシステムは完全に合法であると述べており、正式な再調査は実施されていなかった。だが、ロータスが抗議を申し立てたことにより、メルセデスAMGは再びシステムの合法性を証明しなければならなくなった。ロータスは、テクニカルレギュレーションの第3.15条に異議を申し立てた。第3.15条では「第3.18条で記される(DRS)調整のために必要なパーツを除いては、マシンの空力特性を変える手段としてドライバーの動作を利用するいかなるマシンシステム、デバイス、手順も禁止される」と記されている。ロータスとメルセデスの代表による会談は、午後に開催され、ロータスは抗議のために2000ユーロの保証金をすでに収めているという。チャーリー・ホワイティングは、レース結果に干渉しないよう、抗議は木曜日に実施するよう依頼していた。