F1バルセロナテスト2日目にヒスパニア・レーシングのテストに参加したヴィタントニオ・リウッツィは、今後数日で彼のF1での将来が確定することを望んでいる。ヴィタントニオ・リウッツィは、ナレイン・カーティケヤンのチームメイトとしてヒスパニア・レーシングの2つ目のシート候補とされているが、他チームでのサードドライバーとしての役割も探っていることを認めている。
ヒスパニア・レーシングのチーム代表コリン・コレスは経験豊富なドライバーを求めており、ヴィタントニオ・リウッツィは高い評価を受けているとみられている。しかし、ヒスパニア・レーシングのシートを争っているドライバーは他にもおり、テスト3日目にチームはジョルジオ・モンディーニをテストしている。ヒスパニア・レーシングのシート獲得の見通しについて質問されたヴィタントニオ・リウッツィは「様子をみている」とコメント。「ヒスパニア・レーシングは、開発とエンジニアリング面でマシンをテストできるドライバーを必要としている」「彼らは僕を一日クルマに乗せたことに本当に満足してくれていたし、僕たちは今回のテストがお互いを理解し、今後のためにどうかを確認するためのテストだということで合意している」「今後数日間で何が起こるか見守るつもりだ。まだ状況は確定していないけど、将来のチャンスはある」ヴィタントニオ・リウッツィは2010年、メカニカルトラブルなどでポテンシャルを完全に発揮できず、フォース・インディアで難しいシーズンを送った。リウッツィは、2011年にF1に関与する決意を固めており、レースシートを獲得できなかった場合は、リザーブドライバーが良い選択肢であると考えている。「レースシートに関しては、ヒスパニア・レーシングが唯一の空席であることは良く知られていることなので非常に難しい。サードドライバーの可能性もあるけど、どっちにせよ1つの選択肢しかないとは思っていない。状況を評価しているけど、現時点では大きな疑問符だ。まだ何も決まっていない」「勝ちたいという願望はまだ変っていないし、それがF1に留まりたい理由だ。輝けるチャンスを得られていたとは思っていないからね。F1は僕が望んでいる場所だ」ヴィタントニオ・リウッツィは、チームにポジティブな印象を与えられたと考えており、ヒスパニア・レーシングにはF1で成長するポテンシャルがあると確信したと語る。「まだやらなければならない作業はたくさんあるし、改善のウインドウも大きい。でも、彼らは優れたグループだ。良い人材が揃っているし、チームには改善するための本物のポテンシャルがある。必要とされた作業に関わらず、感銘を受けたよ」