F1は、サウジアラビアと年間5000万ポンド(約70億円)の開催契約の合意に近づいていると報じられている。Daily Mail をはじめとする複数のメディアは、F1サウジアラビアGPは2021年にもカレンダーに追加される可能性があり、翌年の専用サーキットの準備が整うまで穴埋めとしてジェッダのストリートサーキットで開催されると報じている。
また、F1は世界最大のサウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコと“グローバルスポンサー契約”を結び、タイトルスポンサーを務めるとも伝えられている。サウジアラムコは2019年12月にサウジ証券取引所に上場。時価総額はおよそ2兆ドルでアップルを抜いて世界一の企業となった。F1サウジアラビアGPは5月から9月までの猛暑を避けるために、シーズン序盤に開催されると考えられている。中東ではバーレーンとアブダビがF1レースを開催しているが、プロモーターはサウジアラビアの追加を歓迎していると語る。バーレーン・インターナショナル・サーキットの広報担当は「2004年の最初のレース以来、我々の目標はこの地域のモータースポーツファンを増やすことだった。 したがって、その成長をサポートできるイニシアチブを歓迎し、サウジアラビアでの将来のレースは補完的なものになると信じている」と語る。2021年にF1カレンダーへの追加が予想されるのはサウジアラビアだけではない。リバティメディアが長年取り組んでいるマイアミもいよいよ実現するのではないとされている。その場合、既存のレースが脅威にさらされることはなく、2021年は24戦にF1カレンダーが拡大される可能性がある
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