F1グループは、2021年の新規参入チームの意思表明について“本格的な議論は行われない”との異例の声明を発表した。今週木曜日、カンポス・レーシングと関連のある新しいスペインのF1チームが、2021年のF1参戦に名乗りを上げた。この計画には、モナコのモータースポーツマネジメント企業の『Monaco Increase Management(MIM)』が財政支援を行うことが発表されている。
MIMは、F1のCEOを務めるチェイス・ケアリー、F1のスポーティングディレクターであるロス・ブラウンを数回ミーディングを行ったとし、ドライバーにはパスカル・ウェーレインとアレックス・パロウを起用するとしている。また、先月にはパンテーラ・チーム・アジアというチームも2021年からのF1世界選手権参入に関心をひょめいしている。しかし、F1は、現時点では実際にF1に参戦する見込みのあるチームはないとの声明を発表した。F1は「ここ数日で、いくつかの団体が2021年からF1世界選手権に参入するという意欲を示す発表を行った。F1は彼らの関心に感謝しているが、新規チームの参入に関して、我々はいかなる個人や企業とも本格的な議論は行っていない」と声明で述べた。