ロス・ブラウンは、F1の新オーナーのリバティ・メディアが、ホンダは今シーズン末でF1を追い出されないように積極的に取り組んでいることを認めた。F1のスポーティングマネージャーを務めるロス・ブラウンは1日(金)、ルノーの代表団とともにマクラーレンのモーターホームを訪れた。その場で2018年のエンジン供給の可能性が話し合われたとされている。
マクラーレンは、ホンダとのパートナーシップを終わらせる意向だとされているが、状況は複雑化している。ルノーは、4チームへの供給に消極的であり、トロ・ロッソがホンダにエンジンを変更することが、マクラーレンにとっては頼みの綱となっている。2007年と2008年にホンダのチーム代表を務めていたロス・ブラウンは、ホンダのために解決策を見つけたいと述べた。「ホンダがスポーツに残り、マクラーレンにより多くの機会を与えられる解決策を見つけられるか? 多くの議論が進行中であり、それ以上のコメントをするつもりはないが、全員のための解決策を見つけるために多くの作業が行われている」とロス・ブラウンは Sky Sports F1 にコメント。「我々はホンダにF1に残ってほしい。彼らはかなりチャレンジングな時間を過ごしているが、素晴らしい企業であり、彼らには偉大な歴史がある。彼らにF1に残ってほしい。そのために我々は解決策を見つけようとしている」トロ・ロッソは、2018年のホンダとの契約の最終期限を日曜日の午後6時に設定しているとされている。それが実現しない場合、2018年もルノーを使うことになる。フェルナンド・アロンソは、マクラーレンが2018年にどのエンジンを走らせるかを決定するのを待っており、マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは「おそらくマクラーレン史上、最大の決断のひとつ」だと語ってている。トロ・ロッソとホンダが合意に至らず、マクラーレンはホンダと決別することを決定した場合、FIAはその状況の解決策を見つけることになるかもしれない。