F1の新スポーティングディレクターに就任したロス・ブラウンは、F1がしっかりとサポートできる最大数は21戦だと考えている。F1グループのCEOを務めるチェイス・キャリーは、F1カレンダーを25戦、もしくはそれ以上に拡大することを示唆しているが、ロス・ブラウンはこれ以上F1カレンダーを膨らませるべきではないと考えている。
「イベントのクオリティが最優先だ」とロス・ブラウンは Corriere della Sera にコメント。「北アメリカは重要だが、アジアとヨーロッパもそうだ。我々はどれくらい多くのレースをしなければならないのだろう?」「カレンダーを膨らませるべきではないし、20~21戦が最大限だ。来年はフランスが復活する。おそらくドイツも戻るだろう。そして、モンツァは非常に重要だ」だが、ロス・ブラウンが抱えている最大の仕事は、2020年以降に実施される将来のF1エンジンのプラットフォームを定めることだ。「我々はハイブリッドエンジンの進化について考えてる」とロス・ブラウンは語る。市販車との関連を保持するために、F1は現在のハブリッドというアプローチを継続していく可能性があるが、エンジン音をより大きくし、コストを下げるためにテクロノジーは調整されることになるかもしれない。さらに、競争にスパイスを加えるためにタイヤ戦争を復活させるべく、F1のタイヤ供給契約をオープンにする可能性もある。「競争は有益だが、それは高価だ」とロス・ブラウンは認める。「それにピレリは素晴らしい仕事をしている。彼らを非難するのはあまりに簡単なことだ。そうは言っても、我々がイメージしているF1のためにどのようなタイヤが最も相応しいかを分析していくつもりだ」
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