リアム・ローソンは、F1イギリスGPスプリント予選で9番手を獲得し、レーシングブルズの好調ぶりを再び示した。しかし、上位8台をフェラーリ、メルセデス、レッドブル、マクラーレンの4チームが占めたことから、スプリントでのポイント獲得は容易ではないとの見方を示した。それでもローソンは、マシンの仕上がりやチームの作業には大きな手応えを感じており、スプリントではスタートでチャンスを狙いながら、より重要な予選と決勝へ向けてデータを積み重ねたい考えだ。
トップ8の壁を認めるもスタートで勝負へローソンはシルバーストンでSQ3進出を果たし、9番手を獲得。チームメイトのアービッド・リンドブラッドも10番手に入り、レーシングブルズは今回もトップ4チームに続く最上位グループとして存在感を示した。一方で、スプリントでポイントが与えられるのは8位まで。前方にはフェラーリ、メルセデス、レッドブル、マクラーレンの全8台が並んでおり、ローソンは厳しい戦いになると認めた。「もし全員が完走すれば、おそらく無理だね。それは残念だけど、もちろん挑戦するよ」とローソンは語った。「良いスタートを決めて、最初の数コーナーでどこまで行けるか試したい。でも通常はロングランのペースで彼らの方が少し速い」「だから僕たちは、明日の予選と日曜日の決勝により重点を置いている」安定したセットアップに手応えローソンは今回でスプリント予選と通常予選を合わせて4戦連続トップ10入り。安定した予選パフォーマンスについては、マシンの完成度の高さを理由に挙げた。「すごくいいよ。マシンは本当に調子がいい。一日中ずっと良かったし、正直ほとんど何も変更していない」とローソンは説明した。「それが最近の僕たちにとって大きな強みになっている。週末ごとにかなり攻めたアプローチをしてきたけど、それがうまく機能している」「明日に向けても良いスタートポジションだと思う」SQ2では4番手タイムを記録するなど、一時はトップ4チームに食い込む速さも見せていたが、SQ3では各チームが最終アタックでタイムを更新し、9番手となった。シルバーストン特有のエネルギーマネジメントローソンは今回の予選で最も難しかった点として、2026年型マシン特有のエネルギーマネジメントを挙げた。「今日はそれほど気温が高くなかったから、タイヤに熱を入れるためにもエネルギーを使う必要があった」とローソンは説明する。「でも使いすぎると、アタックラップ開始時に十分なエネルギーが残らない」「そしてラップ中も、僕たちのスピードが上がるにつれてエネルギー切れが起きてしまう」「これまでのサーキットとはかなり違う特性だった。でもチームは素晴らしい仕事をしてくれたし、今日はとても良い状態で走ることができた」リンドブラッドも課題を分析「決勝へ向けて学びたい」チームメイトのリンドブラッドも10番手でSQ3へ進出したが、自身の内容には満足していなかった。「チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。2台ともQ3に進めたのは良かった」とリンドブラッドは語った。一方で、自身には課題も残ったという。「僕自身にとっては簡単な一日ではなかった。Q1ではデプロイメントに少し問題があったけど、Q2までには何とか修正できた」「まだ完璧ではなかったけど十分戦える状態だった。でもQ3では理由が分からないけど、あまり速く走れなかった」「予想していたマシンのフィーリングとはかなり違っていた。グリップもそれほど増えていなかったし、その理由を調べる必要がある」リンドブラッドもローソン同様、スプリントでトップ勢と戦うのは難しいと見ている。「現実的には前のグループと戦うのは難しいと思う。予選では多少近づけても、レースペースでは彼らの方が明らかに速い」「だからスプリントでは大きく順位を上げるというより、日曜日の決勝へ向けてこのマシンのレースでの挙動を学ぶことが重要になる」レーシングブルズは今回も2台そろってSQ3へ進出し、中団トップのポジションを確保した。スプリントでのポイント獲得は簡単ではないものの、決勝へ向けた貴重なデータ収集の場として、この17周のレースを最大限活用する構えだ。