リアム・ローソンは、レッドブル在籍時にクリスチャン・ホーナーと他のスタッフの間に「緊張」を感じることはなかったと語った。ローソンは今季、わずか11戦のグランプリ出走経験しかない中で、セルジオ・ペレスの後任としてレッドブル・レーシングに招集された。しかし、ニュージーランド出身のローソンは開幕2戦でパフォーマンスに苦しみ、すぐにレーシングブルズへ降格。代わって角田裕毅が復帰することになった。
その後レッドブルでは大きな変化が訪れた。ホーナーがチームの日常運営を20年間率いた後に退任した。これは、レッドブルがトラック上で不振に陥り、さらにレッドブルのドライバー、マックス・フェルスタッペンの父ヨス・フェルスタッペンが、ホーナーは今後チームを率いるにふさわしい人物ではないと警告してから数か月後の出来事だった。ローソンは在籍中にチーム内で緊張を感じたかどうか尋ねられ、メディア(RacingNews365を含む)にこう答えた。「いや、そうは思わない。自分が気づいたことではない。もし僕が全員の立場にすごく気を配ろうとしていたら、何か分かったかもしれない。でも自分自身のことで考えることが多すぎた」「僕が知っているのは、自分に関して下された決定が何だったのかということだけだし、そのことについて自分の感じたことは全員にとてもはっきり伝えた。他のこと、つまりレッドブル内の関係性については僕は関わっていないし、実際あまり気づいていなかった」レッドブルではローラン・メキースがホーナーの後任として就任し、姉妹チームを18か月率いた後にステップアップする形となった。メキースとホーナーのリーダーシップスタイルの違いについて問われたローソンは、ホーナーのやり方を比較できるほど十分な経験がなかったと強調した。「僕はレッドブルに2レースいただけなので、あまりレッドブルで仕事をしたわけではない。2レースだけで判断するのは難しい。正直に言えば、ほとんどの時間をローランと一緒に過ごしていた」