リアム・ローソンは、F1モナコGPで今季自身最高のパフォーマンスを披露したにもかかわらず、レーシングブルズのチームオーダーによって「少しがっかりした」と語った。モナコ市街地で開催された伝統の一戦で、ローソンは8位でフィニッシュし、今シーズン初のポイントを獲得。自身のF1キャリアにおいても最良の結果を収めたが、週末全体の展開には複雑な思いを抱いているという。
23歳のニュージーランド出身ドライバーは、予選で9番手を獲得。しかし、チームメイトのアイザック・ハジャーが6番手と好位置を確保したことにより、自身の予選パフォーマンスには「もっと良い仕事ができたはず」と振り返った。この結果、ローソンは決勝レースで“リアガンナー”としての役割を担うことになり、78周にわたるレースでチームは「完璧に」チームオーダーを実行したと自身も認めている。その戦略により、ハジャーは2回の義務的ピットストップを安全に終え、最終的に6位でフィニッシュすることに成功した。この戦略が結果として報われたのかと問われると、ローソンは「チームにとっては、少なくとも1台を確実にポイント圏内に入れるための手段だった」と語り、次のように続けた。「要するに、前の2、3台とのレースになって、自分とそれ以降のマシンがひとまとめになるんだ」「でも、ウィリアムズも同じことをやってたし、結局みんな同じ状況にいたって感じだね」フェルナンド・アロンソのリタイアにも助けられたローソンは、最終的にスタート時より1つ上のポジションでチェッカーを受けたものの、「作戦の“受け手”となったこと」に対しては本音を漏らした。「自分のガレージ側としては、正直言って予選でもう少し良い結果を出すべきだった。だからこそ、こういう展開になってしまったことに少しがっかりしている」「でもチームとしては、2台ともポイントを取れたのは本当に良かったと思うよ」
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