リアム・ローソン リカルドと交代でF1復帰決定は「興奮というより安堵感」

2024年のレースシートを逃し、今年これまで傍観者として過ごしてきたリアム・ローソンだが、レッドブルの首脳陣がアメリカグランプリ以降のシートを彼に与えることを決定したことで、再びチャンスを得ることになる。これは、先週末のマリーナベイ・ストリート・サーキット訪問中に、F1復帰が終わる可能性についてメディアから執拗に質問される中、感情的な態度を見せたリカルドにとっての犠牲を伴う決定だ。交代が決定した後にニュージーランドのNewstalk ZBラジオ局のインタビューに応じたローソンは、この出来事に対する最初の反応と、彼自身の視点から見た展開について語った。ローソンはリカルドに代わってRBのラインナップに加わり、F1での2回目のスティントに臨むことになった。「今ようやく現実味を帯びてきた感じだ」と22歳のリアム・ローソンはコメントした。「もちろん、ここ2週間ほどは知っていた。でも、それが公式に発表されるまでは、当然ながら本当に決まったという実感はなかったし、誰にも言えなかった」その背景についてさらに迫られ、ローソンは次のように続けた。「これは長い間計画されていたことなんだ。少なくとも、これが進んでいた方向性だった」「契約上の期日があり、それをある程度は果たさなければならなかった。基本的には、この方向に向かって進んでいたが、数週間前に、このようなことが起こるだろうと告げられた。それから間もなく、基本的に決まった」リアム・ローソンは、家族や友人の間では安堵感と、これから待ち受ける困難への意識が圧倒的に大きいため、昇進の知らせを「まだ本当には」祝っていないと冗談を言った。「もちろんとてもうれしいけど、シーズンはあと残り6戦という難しい時期に参戦することになる」とローソンは語った。「非常に難しい時期になるだろう。ドライバーたちは全員、シーズンの4分の3を終えているので、僕もそれに負けないように努力しなければならない。僕がまだ走ったことのないトラックでね」「難しいことになるだろう。もちろん両親には話したし、僕のこの旅を支えてくれたみんなにも話した。とてもとても特別なことだけど、じっくり考える時間はあまりない。すぐに仕事に取り掛からなければならない」「面白いことに、僕がそれを知ってみんなに電話したとき、最初に口にした言葉や最初に言ったこと、つまり父や母、そして僕を支えてくれたスポンサーの皆さん、みんなが口にしたのは、何よりもまず安堵の気持ちだった」「興奮というよりも、ただ純粋にほっとしたというのが正直な気持ちだ。なぜなら、明らかに大きな旅路であり、多くの人々がこのことに多くの時間を費やしてきたからだ。だから、とてもエキサイティングだった」ローソンのシーズン終盤の活躍により、レッドブルは現職の角田裕毅(すでに2025年までRBと契約済み)と比較した彼のパフォーマンスを評価することができる。