リアム・ローソンは、2023年F1第18戦カタールGPでも負傷したダニエル・リカルドの代役としてスクーデリア・アルファタウリのシートを維持する。ダニエル・リカルドは8月末のオランダGPのプラクティス中のクラッシュで手の骨を骨折。手術が必要になり、それ以来、戦線を離脱している。
これまで順調に回復を遂げてきたリカルドだが、提示されたスケジュールは常にアメリカかカタールでの復帰の可能性を示唆していた。今週初めのシミュレーターセッションがポジティブなものだったにもかかわらず、オースティンに集中することが決定されたとRACERは報道。リカルドは今週末にカムバックを果たす可能性もあったが、金曜日に不測の事態が発生すれば、スプリントの週末であるため、ローソンとアルファタウリの両者にとって残りのイベントに大きな支障をきたすことになる。つまり、ローソンはFP1に参加していなければ、最初の周回でそのまま予選に臨まなければならなかった。また、リカルドはすでに角田裕毅とともに2024年シーズンに参戦することが決定しているため、復帰を急ぐ必要もない。一方、ローソンは、2024年にレッドブル/アルファタウリのリザーブドライバーを務めることが決定している。ローソンは今季、シンガポールで2ポイントを獲得し、前回の日本GPではレース中のバトルの末にチームメイトの角田裕毅を抑えてフィニッシュするなど、代役として印象的な活躍を見せており、カタールGPは5戦目となる。