リアム・ローソンは、F1デビュー戦となった2023年F1第14戦オランダGPを13位でフィニッシュした。金曜日のFP2でのクラッシュで骨折したダニエル・リカルドの代役として急遽F1デビューを果たすことになったリアム・ローソン。ウェットコンディションでの60分のプラクティスのみで迎えた予選では最下位となる20番手。決勝は19番グリッドからのスタートとなった。
決勝では、ピットストップで他車を妨害したとして10秒ペナルティを科せられる苦しい展開となったが、赤旗中断後のリスタートでは競争力を発揮し、13位でF1デビュー戦を終えた。「今日は72周を走りきることが目標だった」とリアム・ローソンは語った。「グリッドに着いた途端雨が降り始め、嫌な予感がした。その後ピットストップをせざる得なくなったけど、残念ながらペナルティーを受け大幅にタイムロスをしてしまった」「後半にインターミディエイトタイヤに変えてからクリーンエアーで走れたときは、ペースはそこまで悪くなかったと思う」「課題はあるけど、このレースでさまざまなコンディションやシナリオを経験して走りきることができ、次につなげることができたので満足している」ダニエル・リカルドは次戦イタリアGPでも欠場の見込みで、リアム・ローソンが引き続き代役を務めることになるようだ。スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表であるフランツ・トストは、リアム・ローソンがモンツァで再びリカルドの代理を務めることを認めた。「ダニエルがモンツァに出走できるとは思えないので、リアムがモンツァに出走することになりそうだ」とトストは語った。「今週、ローソンをシムに送り、モンツァに備えるつもりだ」