レッドブルF1の育成ドライバーであるリアム・ローソンは、TEAM MUGENから参戦するスーパーフォーミュラ第5戦SUGO大会で5位入賞を果たした。朝のフリー走行はロングランをしてセッティングのチェック。野尻智紀は17周、リアム・ローソンは20周をこなしました。決勝は野尻が3番グリッド、ローソンは6番グリッドからスタート。
スタート直後にリアム・ローソンが4番手にアップ、野尻智紀はストール気味となり6番手となった。スタート時の停止車両と1周目にクラッシュした車両によりイエローフラッグとなりセーフティカー導入。5周目にリスタート。野尻は11周を消化してピットインし、ピットインした組で2番手を走行。一方、ローソンは41周でピットインし7番手でコースに復帰し、46周目とファイナルラップにオーバーテイク。野尻はそのままフィニッシュを迎え、第2戦以来の表彰台を獲得した。「決勝はスタートがすごく良く、6番手から4番手にポジションアップ出来たし、レーススピードも悪くなかったですが、結果的に予想していたよりも良くなかったと思ってる」とリアム・ローソンはコメント。「でも得るものや学ぶことは多くあったし、それを次戦に向けてどう組み立てて成長できるかだと思うので、次の富士での公式テストを楽しみにしている。富士は好きなコースで結果を残しているサーキットだけど、事前にテストがあることで本番は接近戦が予想されるので、今回のレースで学んだことも活かして次のレースではいい結果を残したいと思う」「応援してくれたファンの皆さんが朝から最後まで残って応援してくれたのがよく見えて、すごくありがたいし、いい雰囲気のなかでレースができたことは良かった。富士でも皆さんにお会いできることを楽しみにしている」野尻、復帰戦で2位の3戦ぶり表彰台を獲得復帰戦で2位の3戦ぶり表彰台を獲得した野尻智紀は「第5戦の決勝は2位ということで、優勝も見えた瞬間はあったかなと思うんですが、不安のなかこのレースウィークに入ったので、そこから比べるとしっかりレースが出来たかなと思います」「休んだおかげなのか、気力的にも安定して臨めましたし、次の富士ラウンドに向けて、よりいっそう勝ちたいという気持ちが強くなった一戦だったと思います」「次は富士で公式テスト(6/23~24)があって本番のレースを迎えるんですが、しっかりと土台を築いて後半戦の逆襲に備えたいと思います」このSUGOは身体的にもきついサーキットでなかなか辛かったんですが、最後まで攻める気持ちで走れたし次につながるレースであったと思います。多くのファンの方がSUGOまで観に来てくれていたのを見て、気持ちの高揚感もありました。だからスタートは攻めて行こうと話していたのですが、狙い過ぎて悪い方にいってしまったんですが、とはいえ6番手でポジションを固められたので、まだ僕のレースは終わってなかったし、優勝を目指して走れたと思います」「もっと悲惨な状況になっていてもおかしくない瞬間はあったんですが、なんとか耐えて2位を獲得できたことは、まだまだ今後期待できると思ってますし、次の富士から気合いを入れて挑んでいきたいと思うので、皆さんも気合いを入れて応援して下さい。次は勝ちます!頑張ります!」TEAM MUGENの田中洋克監督は「野尻選手は決勝2位で終えました。前戦のオートポリスラウンドを欠場してからの復帰戦で、今週末を通しての状況を考えれば十分満足できる結果だと思いますし、次戦に向けてやらなければいけないこともわかりましたので、次戦以降に期待してもらえればと思います」「リアム選手は、結果的にチームの作戦で彼の速さを生かすことが出来ませんでした。より上を狙うための可能性を図ったピットタイミングでしたが、結果的に裏目に出てしまう形となり、速さがあっただけにドライバーには申し訳なく思っています。ライバル勢も速くなってきていますし、それに負けないよう、戦略も含めて精度を高めていきます。引き続き、応援をお願いします」
全文を読む