「Nissan ZEOD RC」のシャシー第1号の完成を目前に控え、 「ル・マンの電動化」を目指す世界最速の電力駆動レーシングカーは、9月上旬に英国で初めてのサーキット走行を行う。既にカーボンファイバー製のボディを完成させている日産のエンジニアチームは、英国でこの新マシンの製作を予定通りに進めている。
米国カリフォルニアで行われているグローバルメディアイベント「日産360」において、スペインのルーカス・オルドネスが、「Nissan ZEOD RC」のテストドライバーに就任したことはすでに発表しているが、ルーカス・オルドネスは来週、専用シートの型取りを行うために、初めて「Nissan ZEOD RC」に乗り込む。Nissan ZEOD RCが初めてサーキットで走行する時には、完全な電動モード走行で行われる。28歳のルーカス・オルドネスは、ニッサンGTアカデミーの初代優勝者で、今年のスパ・フランコルシャン24時間レースでは、クラス3位でのフィニッシュを果たしている。この車両の開発プログラムを通じて、日産は、来年のル・マンに向けたパワートレインのパッケージを決定するため、開発中に数多くの電動パワートレインをテストすr日産のグローバルモータースポーツダイレクターをつと円ルダレン・コックスは「このマシンの開発において、今、胸の高鳴る時を迎えています。来年のル・マン24時間レースのピットレーンに並ぶまでに、今後さまざまなテストプログラムを行いますが、その準備がまさに整うところです」とコメント。「わずか12ヶ月の間にパワートレインをひとつ開発するのだけでも大変な作業ですが、我々はル・マンに最適なパワートレインを選ぶために、いくつものパターンを試していきます」「しかし、これはレースでベストを目指すだけのためではありません。我々は、将来の量産車開発を加速させる技術を開発しているのです。ル・マン24時間は、世界で最も過酷な耐久レースであり、これに参戦することで、このような技術の開発をより早めることができるのです」来年のル・マン24時間に参戦するという目標は、この革新的なZEOD RCプログラムにおける日産のチャレンジの最初のステップとなる。日産のダイレクター・オブ・モータースポーツ・イノベーションを務めるベン・ボウルビーは「ル・マンでは、電力駆動で時速300kmへの到達を目指しています。また、ル・マンのサルテサーキットでは、コーナーやシケインでマシンの性能を引き出すために、最適のギアレシオを設定しなくてはなりませんし、目下のところは『Nissan ZEOD RC』がル・マンに参戦し、13.6kmのサーキットを走破する初めての電力駆動レーシングカーになることが、我々の最初の目標です」と述べた。今年の2月、日産自動車は、ACO(フランス西部自動車クラブ-ル・マン24時間レースのプロモーター)から 2014年のル・マン24時間参戦への招待を受けたことを、日産自動車のCEO、カルロス・ゴーンが発表。「Nissan ZEOD RC」は、革新的で新しい技術を紹介するためにACOが設定する特別枠「ガレージ56」から参戦する。
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