F4の事故で両足を切断したビリー・モンガーが、障害をもったドライバーをル・マン24時間に参戦することを目的として計画に一部として11月にレース復帰することが発表された。ビリー・モンガー(18歳)は、昨年、四肢切断者として初めてル・マン24時間に参戦したフレデリック・ソーセの最新のプロジェクトの一員として2020年のル・マン24時間デビューを目指す。
ビリー・モンガーは、11月4日・5日に開催されるVdeV耐久プロトシリーズのエストレリア大会でレース復帰を予定。グループCN リジェ・ホンダ JS53 Evo 2でフレデリック・ソーセとともにレース復帰を果たす。今年のル・マン24時間に訪問したビリー・モンガーは「フレッドが僕の事故後に連絡をしてくれて、トップレベルのモータースポーツに障害をもった人々を関与させるというプランに参加するように言ってくれたときは信じられなかった」とコメント。「僕はまたレースをしたい。僕のプライオリティはクルマでの走行時間を稼いで、完全なフィットネスを取り戻すためにフィジカルの作業を続けることだ」昨年、“ガレージ56”枠で特別に改良されたモーガン・ニッサンLMP2で完走を果たしたフレデリック・ソーセは、2ヵ月前のモーガンの事故後すぐに彼に連絡をしたと説明した。「私のサポートを示したかった。そして、プロジェクトの一員になるように彼を誘った」とフレデリック・ソーセはコメント。「ビリーを前進させて、ル・マン24時間に連れていきたい。全てがうまくいけば、彼は2020年にシートを得るだろう」フレデリック・ソーセは、彼のアカデミーを通じて障害をもった人々がモータースポーツを楽しむ手助けがしたいと語る。「あらゆるレベルで世界中の障害をもった人々がレースカーに乗るのを手助けするために過去2年間の経験を生かしたい」とフレデリック・ソーセはコメント。「我々は障害を持った人々がモータースポーツにアクセスするための手助けをする必要がある。私のアイデアに関して、ジェン・トッド(FIA会長)とピエール・フィヨン(西部自動車クラブ会長)のサポートを受けている。1回限りではない、持続可能なアカデミーを作りたい」フレデリック・ソーセは、2020年のル・マン24時間ではドライバーを務めることはないが、それ以降にドライバーとしてル・マン24時間に復帰したいという抱負があると語った。
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