F1ラスベガスGP フリー走行3回目のライブタイミング&Twitch配信。2025年のF1世界選手権 第22戦 ラスベガスグランプリのフリープラクティスが行われる。フリー走行3回目は各チームが本番仕様のセットアップを最終確認する重要なセッションとなる。初日の路面進化が大きかったラスベガスでは、低温とローダウンフォースの組み合わせが依然として難題で、ロングランのデータも不足している。
レッドブル・レーシングでは角田裕毅が序盤から上位に絡んでおり、フェルスタッペンとともにソフトタイヤの予選シミュレーションが焦点となる。一方で、マクラーレン勢は序盤にミスも見られたが、ノリスはFP2で最速を記録し、オスカー・ピアストリもまだ“隠れた余力”を残しているとされる。FP3では、この2台が再び首位争いに食い込むのか、あるいはメルセデスのキミ・アントネッリやアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが上位争いに割って入るのかが注目ポイント。予選直前の唯一の走行枠であるFP3は、タイヤの適温管理、セットアップの最終決定、そして路面状況の読みが勝負を左右し、ここで各ドライバーの本当の仕上がりが明らかになる。■ 2025年F1ラスベガスGPの見どころ1.角田裕毅、レッドブル内定待ちの“正念場ウィーク”──ラスベガスで評価固めへ2026年のレッドブル昇格可否が依然として発表されない中、角田裕毅にとってラスベガスは極めて重要な週末となる。評価を大きく左右する最終3連戦の初戦であり、チーム内では作業姿勢や適応力への好評価が続く。一方、アイザック・ハジャー昇格が既定路線視される中、角田裕毅は“結果と安定性”でアピールできるかが焦点となる。2.ノリス優位のタイトル争い──ピアストリは巻き返せるかランド・ノリスはメキシコとブラジルでの連勝により、オスカー・ピアストリに24点差をつけてタイトル争いをリード。ピアストリは競争力自体は回復しており、ミスさえなければ互角以上に戦える可能性も。クリーンな週末を実現できるかが選手権の行方を大きく左右する。3.フェルスタッペン、逆転タイトルへ“ラスベガスで大量得点”が絶対条件49点差を追うマックス・フェルスタッペンにとって、ラスベガスはほぼ“背水の陣”。2023年に勝利した経験があり、コース特性も得意領域。マクラーレン勢が苦戦しやすいサーキットだけに、この週末で大差を縮められるかが5連覇の運命を決める。4.メルセデスは今年も“低温の夜”で速いのか──勢力図を揺るがす存在に昨年のラスベガスではメルセデスが1-2を飾った。夜間・低温という条件下で力を発揮する傾向は今年も継続すると見られ、キミ・アントネッリの台頭やマシンの安定性向上も相まって、優勝候補の一角に。タイトル争いへの介入が大きなポイント変動を引き起こす可能性もある。5.2025年最も寒いナイトレース──“極寒ラスベガス”が戦略を支配低温の路面、タイヤの発熱不足、低ドラッグ勝負のストレート…ラスベガスは特殊条件が揃う一戦となる。予報では摂氏一桁台とされ、タイヤ管理・ウォームアップの難度が急上昇。勢力図が乱れやすく、思わぬ伏兵が上位に絡む波乱も十分に起こり得る。