2026年F1第8戦オーストリアGPの予選で6番手となったランド・ノリスは、金曜日のフリー走行で見せた好調ぶりから上位進出への期待が高まっていたものの、最終的な結果は「今のマシンの実力どおりだった」と受け止めた。マクラーレンは週末序盤に力強いペースを示し、ポールポジション争いに加わることも期待されていた。しかし予選ではメルセデス、フェラーリ、レッドブル勢に及ばず、ノリスが6番手、チームメイトのオスカー・ピアストリが7番手という結果に終わった。
「今の実力どおりの結果だった」ジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得し、フェラーリ勢が2番手、3番手を独占するなか、ノリスは最終アタックでクラッシュしたマックス・フェルスタッペンにわずかに届かず6番手となった。ノリスは期待より低い順位だったことは認めつつも、各車の差が極めて小さかったことを強調した。「たぶんみんな、僕たち自身も含めて、もう少し上の順位を期待していたと思う」「でも実際に見てもらえれば分かるように、本当に僅差だった。僕のラップ自体はかなり良かったと思う。オスカーも言っていたように、今日みたいな日は本当に信じられないような完璧なラップを決めないと、2つか3つ順位を上げることはできない。でも、そんなラップはそう簡単には出せないし、今の僕たちのマシンでそれを引き出すのは難しい」そのうえで、現状のパッケージからはほぼ最大限のパフォーマンスを引き出せたとの認識を示した。「だから僕たちは満足している。今回も彼らにかなり近いところにいられたからね。あとは誰かが完璧なラップをまとめられず、少しミスをしてくれることを期待するしかない。でも今日はそういうことは起きなかった」そして率直にこう締めくくった。「だから、僕たちは今いるべき位置にいるということだ」決勝ではタイヤマネジメントが勝負の鍵一方でノリスは、決勝では予選とはまったく異なる展開になると予想している。高温コンディションが見込まれることから、タイヤマネジメントがレースを左右すると考えている。「決勝はとても暑くなるだろうし、タイヤのデグラデーションが大きな要素になる。バルセロナ・カタルーニャGPとよく似た展開になるはずだ」「戦略やピットストップなど、いろいろなことが起こり得る。でもレースをうまくマネジメントしてチャンスを生かすことができれば、良い結果をつかめるだけの状態にあると思う」71周で争われる決勝では、予選以上に戦略とタイヤマネジメントが重要になる見込みだ。マクラーレンは決勝ペースを武器に上位進出を狙うことになる。ノリスにとっては、現F1ワールドチャンピオンとして迎える今季初優勝を目指す戦いでもある。来週には母国シルバーストンでのイギリスGPを控えており、その前に待望の勝利を手にできるか注目される。