ランド・ノリスは、2022年シーズンの早い段階から昔からのライバルであるジョージ・ラッセルとレースができることが、マクラーレンにとっての明らかな進歩の兆候になると見なしている。2019年に同期としてF1デビューを果たした2人だが、これまでのシーズンの大部分でランド・ノリスはジョージ・ラッセルよりもはるかに競争力のあるマシンを持っていた。
2人は2018年のFIA-F2選手権のタイトル争いの主人公であり、ジョージ・ラッセルはシーズン終盤に大きく突き放し、ランド・ノリスとアレクサンダー・アルボンを倒してチャンピオンを獲得した。だが、F1ではランド・ノリスがマクラーレンでミッドフィールドを争う一方で、ジョージ・ラッセルはメルセデスF1から“ローン移籍”されたウィリアムズF1での下位争いに甘んじることになった。2020年のF1サヒールGPでルイス・ハミルトンの代役としてメルセデスF1から出場したことを除けば、ジョージ・ラッセルはランド・ノリスのマシンのリアを見つめることになったが、今シーズンはチャンピオンチームのメルセデスF1に移籍することでその立場は逆転すると予想される。しかし、2022年はF1に新しいレギュレーションが導入され、各チームが白紙からのスタートとなる。そのため、ランド・ノリスはバーレーンとサウジアラビアでのオープニングラウンドで雄二のジョージ・ラッセルと同じフィールドにいられれば、ポジティブだと考えている。これまで5回の表彰台を獲得しているランド・ノリスは「まず第一にホイール・トゥ・ホイールの戦いができることを願っている」と語った。「僕たちがホイール・トゥ・ホイールの戦いができるなら、それは僕たちが2022年に良いスタートを切ったということだと思う。あるいは彼が悪いスタートを切ったということだ!」「もちろん、僕たちは楽観的だし、シーズンをうまくスタートすることができると思っている。そして、フェラーリ、メルセデス、レッドブルに近づくことができると思う」「時間が経てばわかるだろう。シーズン序盤に誰がどこにいるのかは実際には誰も分からないと思う」「でも、僕たちには補わなければならないものがあるのは確かだし、今年はそのすべて補うのは簡単ではない。新しいルールなどがあったとしてもね」「僕がジョージとレースしているなら、僕たちはメルセデスをレースしているということだし、メルセデスとレースしているなら、僕たちは良いオフシーズンを過ごしたということだと思う」