マクラーレンF1のランド・ノリスは、先月ドバイに滞在中に新型コロナウイルスに感染したことで、数週間「とても疲れ果てていた」が、今では「完全に回復した」と感じていると語る。ランド・ノリスは、1月初旬に計画されていたトレーニングキャンプに先立ってドバイで休暇を取っていたが、新型コロナウイルスの検査で陽性を染め指、英国に帰国する前に10日間の自己隔離を余儀なくされた。
2020年シーズンには、セルジオ・ペレス、ランス・ストロール、ルイス・ハミルトンが陽性となり、ランド・ノリスは新型コロナウイルスに感染した4人目のF1ドライバーとなった。その後、シャルル・ルクレールとピエール・ガスリーも、ドバイで新型コロナウイルスに感染した。新型コロナウイルスの影響はケースごとに異なる。アストンマーティンのF1ドライバーであるランス・ストロールは、昨年の欠場後のレースで「簡単な回復ではなかった」と語っており、F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは4kg痩せたことを明らかにしている。新型コロナウイルスが冬にどのような影響を与えたかについて質問されたランド・ノリスは、新しいシーズンへの準備にそれほど大きな影響を与えなかったと語った。「幸運なことに、新型コロナウイルスはそれほど酷くはなかったと思う」とランド・ノリスは語った。「最初の数日は味覚も臭覚もなかったけど、本当に普通だった。でも、数週間はとにかく非常に疲れている感じがした」「それ以降、基本的に完全に回復しているし、すべてが正常に戻っている」「少しのトレーニングは別として、実際に大きな影響を与えたとは言えない。外出はまったく許可されなかった。窓も何もなかった」「自分の部屋でいくつかの基本的なトレーニングをしなければならず、有酸素運動やランニングやサイクルはなかったでも、自分の部屋でできることをするだけだった」「それがすべてだ。それを除けば、それ以来、英国にある自分の家で、自転車、トレッドミルなど、もう少し通常に戻ったし、首のトレーニングなど、通常やっていることに戻った。でも、それ以外は元気だ」先週、ランド・ノリスは、スピードを上げるためにプライベートでF3テストに参加。2月16日にはシルバーストンでMCL35Mのシェイクダウンで新車を試す予定となっている。昨年、ランド・ノリスはF1初表彰台を獲得し、マクラーレンもランキング3位でシーズンを終了。良い流れで新シーズンに入る。ランド・ノリスは、昨年を力強く終えたこと、さらなる経験を積んだことで、新しいシーズンに自信を感じていると語る。「もう少し自信がある」とランド・ノリスは語った。「シーズンに入ることができるし、冬季テストと最初のレースに入ることができる。エンジニアから本当に欲しいものとマシンに欲しいものを知ることができる」「僕たちは全体としてもう少し調和して働いている。そして、それは僕の側から、そして、チームとしてより多くのパフォーマンスをもたらすだろう」