ランド・ノリスは、自分は2019年のマクラーレンのシート候補から外れていると考えていたとし、ドライバーとして起用されるというニュースに驚いたと認める。マクラーレンは9月3日(月)に2019年にストフェル・バンドーンに代えてランド・ノリス(18歳))を起用することを発表。マクラーレンで最年少デビューを果たすことになった。
ランド・ノリスは、マクラーレンでのF1デビューという夢が実現した興奮を Reuters のインタビューで語った。イタリアGP後にマクラーレンのファクトリーに戻ったランド・ノリスは「飛行機で帰るときは笑顔を浮かべていたよ」と語る。「文字通り笑みが止まらなかった。マクラーレンとF1にステップアップを果たすことがやっと実現したんだからね」ランド・ノリスは、マクラーレンの2019年のシートを獲得できる完全な自信はなかったと語る。「モンツァのレース直前に伝えられた。帰る自分をしていたらザクと鉢合わせになった。故意にそうしたわけではない。彼は僕に伝えたいことがあると言っていたけど、正直、まったく期待していなかった」「みんながペレスかオコンがシートを獲得するだろうと僕に言っていたので、少し不安だった。だから、ちょっと驚いたし、ショック状態になった。同時にそうなった場合に聞く準備はだいたいできていたけどね」ランド・ノリスは、英国人ドライバーとして2007年にマクラーレンでデビューしたルイス・ハミルトンの足跡を辿ることになったが、少年時代のアイドルはMotoGPのバレンティーノ・ロッシだったと語る。「F1を見始めるまではMotoGPに興味を持っていたし、基本的に彼の配色が大好きだった。黄色い“The Doctor”がね。彼はいつもヘルメットを変えたり、違うことをしていた」「僕の今のヘルメットのデザインは彼のものがかなりベースになっている。彼は太陽と月だし、僕のは太陽が多いけど・・・もう少し自分好みに調整したけど、彼に由来している」すでに金曜フリー走行やテストでマシンを走らせているランド・ノリスは、2019年にF1を戦う準備は整っていると語る。「そのための準備はできていると感じているし、もちろん、マクラーレンも僕はそのための準備ができていると感じている」ルイス・ハミルトンを除き、セルジオ・ペレス、ケビン・マグヌッセン、そして、ストフェル・バンドーンといったマクラーレンの若手ドライバーたちはチームでパフォーマンスを発揮できなかったが、ランド・ノリスはそこは心配していないと語る。「自分の仕事に集中している。マクラーレンにはフレッシュなスタートが必要だと思う。僕が起用されたのはそれが理由だ。チームが最善の進歩を果たして、勝つためにひつっ用な場所に戻るためには、2人のフレッシュなドライバーを起用することがベストなことだと思っている。できるなら、僕はウィナーになりたいね」だが、当面はポイントを獲得し、出来るだけ多くのことを学んでいくとランド・ノリスは語る。2019年についてランド・ノリスは「勝利を目指すつもりはない」とコメント。「チームメイトを倒すことを目標にするつもりだけど、チームとしての仕事をして、発展していきたい。僕は勝ちたいと思っているので、そのために僕にできる唯一のことはチームを全面的に手助けしてくことだけだ」「来年に何を期待するべきかはわからない。人々が言う『君はF1ドライバーだ』という言葉を考えてはいるけど、その点では初レースを経験するまで実感はわかないと思う」自分はどんなドライバーかと質問されたランド・ノリスは「かなり落ち着いたドライバーだと思うよ。ちょっと積極性に欠けるときもあれば、積極的過ぎるときもある。でも、その両方を持っているのは良いことだと思う」
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