マクラーレンは、ランド・ノリスの2019年のF1デビューにむけて、2018年の残りのレースでさらに多くのフリー走行の機会を与えることを明らかにした。マクラーレンは9月3日(月)に2019年にストフェル・バンドーンに代えてランド・ノリスを昇格させることを発表。フェルナンド・アロンソの後任として加入するカルロス・サインツともにマクラーレンは完全に新たなラインナップでシーズンを戦うことになった。
ランド・ノリスは、F1ベルギーGPのフリー走行1回目に出走してグランプリ週末デビューを果たしており、続くF1イタリアGPでも2度目の走行を経験している。マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、マクラーレン・テクノロジー・センターで記者団に対し、F2とレース週末が重ならないグランプリでランド・ノリスをフリー走行1回目に走らせることを明らかにした。ザク・ブラウンは「フリー走行1回目での走行をあと4~5回追加する予定だ」とザク・ブラウンはコメント。「F2の週末のいくつかは彼を離れさせようと考えている。『急げ、FP1に間に合わないぞ』『F2に走りに行け』という状況は過去2戦では彼に何も恩恵を与えなかったと思う」「フリープラクティスは我々にとっては非常に良いものだったが、彼は実際に今ではF2よりもF1マシンの方が快適に感じていると私に言っている」「我々は彼がF2チャンピオンを獲得することを望んでいるし、彼にはまだチャンスがある。だが、彼は頑張らなければならない」今シーズンの残りのF1レースのうち、サポートイベントとしてF2が開催されないのはシンガポーツ、日本、アメリカ、メキシコ、ブラジルの5戦となっている。また、今週、ランド・ノリスは、ポール・リカールで行われるピレリのタイヤ開発テストでMCL33を走らせる予定となっている。関連:・マクラーレン、ランド・ノリスの2019年の起用を正式発表・マクラーレン、ストフェル・バンドーンの2018年末での離脱を発表