ランス・ストロール(アストンマーティン)は、母国レースとなる2026年F1カナダGP決勝をピットレーンからスタートすることになった。アストンマーティンにとっては、週末を通じてトラブルが相次ぐなかでのさらなる痛手となる。ストロールは当初21番グリッドからスタートする予定だったが、パワーユニット関連コンポーネントの交換と複数のセットアップ変更により、決勝のスタート位置がピットレーンへ変更された。
許容量超過のコンポーネント交換でピットレーンスタートストロールのAMR26には、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われる70周の決勝に向けて、新たなエナジーストアとコントロールエレクトロニクスが投入された。いずれも今季4基目であり、シーズン全体で許可されている3基を超過している。まだシーズン第5戦の段階でこの上限を超えたことになり、これによってストロールはグリッドではなくピットレーンからスタートする。チームはこの変更について「戦略的」なものだと説明しており、あわせて複数のセットアップ変更も行われた。アストンマーティンを襲った相次ぐトラブルアストンマーティンの週末は、金曜のスプリント予選から厳しい流れとなっていた。フェルナンド・アロンソは最初の12分間のセッションでクラッシュ。SQ2進出に十分なタイムは記録していたものの、マシンの損傷によりその後の走行はできなかった。スプリントでは、ストロールが17番グリッドからスタートする予定だったが、マシンにサスペンションの問題が発生。グリッド上から押し戻され、ピットレーンスタートを強いられた。そのスプリントでは、アロンソが技術的な問題で唯一のリタイアとなり、ストロールは完走した21台中16位にとどまった。予選前には2件の危険なリリースで罰金グランプリ予選を前に、アストンマーティンには短時間で2つのインシデントが発生した。まずアロンソが、アルピーヌのフランコ・コラピントの進路に出される形となり、危険なリリースとしてチームに5,000ユーロ(約92万5000円)の罰金が科された。さらにストロールのマシンも安全ではない状態でリリースされたとしてスチュワードの調査対象となり、チームには追加で7,500ユーロ(約138万7500円)の罰金が科された。母国カナダでのレースを迎えるストロールにとって、そしてアストンマーティンにとって、週末の流れはさらに厳しいものとなった。
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